販売士を活かせる仕事、活かし方、取ってわかった価値を販売士1級が解説
このメッセージは2022年11月21日大幅改訂しました。
このメッセージでは
❏販売士の受験を目指す方
❏取得した販売士資格を活かしたい方
に向けて
販売士を活かせる仕事や活かし方、販売士の価値を
ワタシの経験から紹介しています。
販売士は販売のプロフェッショナル資格です。
販売士の活かし方も様々ですし活かす仕事、分野も多彩です。
メッセージを確認していただくと
販売士が世の中の評価よりずっと価値があることがわかります。
このメッセージは
販売士1級、販売士養成登録講師、ビジネスマネージャー
POP広告クリエイターの西村が発信しています。
販売士1級、養成登録講師の私の経験は
・販売士2級を1989年に取得
・販売士1級を2012年に3ヶ月の学習で取得
・販売士養成登録講師の審査論文で最優秀賞を獲得
現在は
3秒でお客様を創り出せ!
書いて伝える力でお客様を創り出す
創客マーケティング・アドバイザーです。
本題に入る前にご案内しておきます。
販売士の資格が就職や年収に役立つか?
ということを知りたい方は別のサイトをご覧ください。
率直に言うと
販売士の資格を有するだけで就職や年収に有利に働くことはありません。
(1級販売士になると少し違いますが)
でも
どんな業界でも資格の有無にかかわらず
活躍する人は就職やポスト、年収に困ることはないでしょう?
資格だけに依存して生きていける職業、会社なんてありません。
例えば
税理士、弁護士でも供給過多と言われています。
私の知る歯科医師は患者への対応は尊敬するもので患者が絶えません。
でも歯科医師は開業数と同じくらい廃業するといわれています。
医師だってとても人気で混むクリニックもあれば
閑古鳥状態のクリニックもあります。
医師免許だけに依存する医師なんていないでしょう。
このメッセージでは資格に依存しないで
あなたの生き方で販売士を活かす仕事、活かし方を
伝えています。
販売士1級を最短で合格したい方にはこの記事がおすすめ! 過去問学習に比べ勉強時間を半減!最も合格が確かな勉強方法のための |
販売士を活かせる仕事
小売業、流通業、サービス業って知ってますか?
販売師が関わる業種といえば小売業ですが
小売業というのは実に幅広いのです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の
「小売」をご覧ください。
これも小売業?ってびっくりすると思います。
最終消費者に販売するのはすべて小売です。
食品販売も衣服販売も
医薬品販売も
車販売も
ゲーム販売も
家具販売も小売業です。
テレビショッピングも
楽天も
アマゾンも
ユニクロも
伊勢丹も
カインズも小売業です。
流通業というのは
小売業に加え卸売業、運輸業、倉庫業、情報産業(一部)をいいます。
ますます広がっていきますね。
サービス業というのは簡単にいうと
小売業が有形の商品を提供するのに対し
無形の商品を販売するものです。
それで販売士は
一次産業(農林水産業)、鉱業、製造業以外に
関わるといえばいいでしょうか。
製造業でも販売部門を持っていたり
農業の6次産業化で農家が販売までしたりします。
販売士はほとんどの業界に関わると言っていいと思います。
だから販売士っていうのはすごい資格なんです。
ところが
最近は小売業の姿がボヤッとしてきているように感じます。
小売業の魅力というのは最終消費者の笑顔を
実感できるということでしょう。
他の産業では得ることのできない喜びです。
サービス業だって無形の価値(役務)を販売します。
最終消費者の笑顔を実感できる喜びが
なくなっているような気がします。
商品を買う前と買った後でお客様の笑顔が違う
・・・・・・・それがなくなっているような。
小売業は商品を右から仕入れ、そのまま左に売って
利ざやを稼ぐ卑しい仕事とされたことがあります。
違います!
仕入れたものに独自の価値を付加するから
利益を得ることができるのです。
独自の価値を付加するのが販売士です。
新しい価値を創造できるのが販売士です。
だから
販売士は販売のプロフェッショナルなのです。
販売士は中小企業診断士より販売では専門家
1級販売士を取得した後
中小企業診断士の試験を受けて分かったことがあります。
小売業に関する限りでは
販売士は中小企業診断士より
お役に立てるように思います。
それで
小売業に関わる中小企業診断士は
1級販売士も取得する方が多いのです。
販売士と中小企業診断士は
30%くらい共通する知識ですので
取得しやすいこともあります。
中小企業診断士は国家資格ですから
当然ですが分野が広く、やや深いです。
診断業務でも幅広い業種を対象にしなければなりません。
販売に関する限りでは販売士は中小企業診断士より上です。
販売士は販売に関しては中小企業診断士より深く学びます。
販売の実務経験も多いでしょう。
だから
販売士は販売のプロフェッショナルなのです。
販売士は診断技術を学べばコンサルティングもできます。
ワタシも販促を中心としたコンサルティングをしています。
販売士を取得する人々
1級販売士を取得した後、販売士養成登録講師の講習会に臨みました。
その会場で私が会った1級販売士を取得した方にはいろいろな方がいました。
- 商業高校の講師
生徒が販売士3級を受験するので教えるのに販売士養成登録講師を取得。 - 気象予報士
気象予報は今では製造業、アパレル、食品業界など
多くの業界に大きな影響を及ぼしています。
1級販売士を取得後に中小企業診断士を目指し、もう取得したようです。 - 保険会社のマネージャー
「ほけんの窓口」のように店舗で保険商品を販売するための
学びのために取得。 - 中小企業診断士(かなり多かったです)
ショッピングモールの販売促進担当の方
小売業のクライアントに関わる方が主でした。 - 菓子メーカーの営業職
小売店との接点のある営業職の方で意欲の高い方でした。
小売店の販売促進のアドバイスに役立てるそうです。 - 小売店店長
当たり前といえば当たり前ですが店長をされていて
1級の学習は大変だったと思います。
それぞれの方が販売経験がない方もいるのにも関わらず
難関の1級で販売士の資格に重要性を認め合格しています。
それだけ販売士は「販売のプロ」としての
資格と受け止められています。
小売業の方より他業界の方のほうが
販売士の価値を知っているのかもしれないと感じました。
販売士の資格は流通業、小売業に特化した資格であり
一方で流通業、小売業以外にも活かせる資格だと言えるのです。
販売士の活かし方
販売士を[取得前]の販売士の活かし方
販売士合格の勉強と
流通・小売業の勉強は違います。
合格するための60時間の過去問攻略の独学と並行して
毎日のスキマ時間に通信講座で流通・小売業の学習を行う
ハイブリッド学習をおすすめします。
販売士[取得後]の販売士の活かし方
販売士を取得後は次のような活かし方があります。
- 自身の仕事に活かす
- 社内講師をする
- 上級資格を目指す
- 自分を活かす分野が分かる
- 他業種でも役に立つ
- 複業・副業でも役に立つ
冒頭で以下のようにお伝えしました。
「率直に言うと
販売士の資格を有するだけで就職や年収に有利に働くことはありません。
でも
どんな業界でも資格の有無にかかわらず活躍する人は
就職やポスト、年収に困ることはないでしょう」
それでは
販売士の資格取得後は資格をどのように活かすか考えてみましょう。
自身の仕事に活かす
販売士の資格を活かして業績アップ、部下の育成に貢献できれば
重要な仕事を任せてもらえますし年収も変わってきます。
社内講師をする
販売士は優れた資格ですが社内での有資格者は割と少ないかもしれません。
私の経験では多いところで150人で3人でした。
そうであれば
社内で販売士を取得する勉強会や
会社の教育の一環として販売士を養成する場が作れます。
あなたが2級販売士や1級販売士であれば
社内講師をしてはいかがですか?
自身の勉強にもなり社内のレベルアップにもなり
認められれば手当も出るかもしれません。
何より販売士仲間が増えること
仲間に教えることは楽しいことです。
私は社内での販促セミナーをやりました。
上級資格を目指す
2級販売士であれば1級販売士を目指してください。
2級販売士と1級販売士では難易度が全く違います。
1級販売士となれば販売士養成講師にもなれます。
企業診断のノウハウを学ぶ必要がありますがコンサルもできます。
1級販売士であれば普通の中小企業診断士より
小売に強いコンサルティングができるというのが私の実感です。
できれば
1級販売士に中小企業診断士を取得すれば
押しも押されもしないコンサルタントになれます。
1級販売士と中小企業診断士では試験の内容も重複する部分があり
取得しやすいと言えます。
自分を活かす分野が分かる
販売士の資格試験は体系的にまとめられています。
販売士の資格試験を学習することで
小売業で自身をイキイキと活かす分野が分かります。
仕事でイキイキと働くことができるのは
何よりも幸せなことだと思います。
小売業は一つの業種、業態でも分野は多彩ですから
小売業全体で自身を活かすことは稀です。
自分が得意とする分野、活きる分野が必ずあります。
私の場合は売場づくりや販売促進、POPなどです。
小売業が多彩であることは販売士の教科にも現れています。
販売士の教科は5教科
・小売業の類型
・マーチャンダイジング
・ストアオペレーション
・マーケティング
・販売・経営管理
私の場合で言えばマーチャンダイジング、マーケティングでしょうか。
販売士資格を学習すると自身の得意分野が分かります。
その分野で自身を活かし活躍してください。
他業種でも役に立つ
先にも書きましたが
最終消費者に販売するのはすべて小売業であり多彩です。
また
1級販売士を取得する方の業種も様々でした。
販売士は本当に幅広い業種で認められ、活かされています。
あなたが小売業にいても他業界にいても
販売士はきっと活きてきます。
あなたが小売業から他業界に行っても
あなたの役に立つことは間違いありません。
複業、副業でも役に立つ
パラレルキャリア、副業が当たり前の世の中になりました。
小売業でも小売業以外でも幅広く活用できるのが販売士です。
あなたがパラレルキャリアを行うにも必ず役に立ちます。
私も小売業を中心に活動して来ましたが
他業界との関わりでも応用が効いて
ホームグラウンドのような感じで活動できました。
販売士を持っていることは
パラレルキャリアでも自信になります。
取ってわかった販売士の価値
近頃思うのは、ますます販売士資格が重要になってきたということです。
私が販売士2級の資格を取ったのは30年以上も前になります。
その頃は販売士の受験者数も多く人気の資格だったかもしれません。
小売業に入社したての若い女性がたくさん3級販売士を受験していました。
現在 販売士3級の受験者数はやや減少し2級の受験者が増えているそうです。
以前よりずっと販売士の資格は重要になってきたという実感です。
「取ってわかった販売士の価値」は
- 販売士の学びで存在感を発揮できる
- 流通業、小売業、サービス業の基本資格
- 実業に役立つ知識、スキルを獲得できる
- 経験、勘、根性から科学、計数、計画の新3Kに変わる
- 自身のブランディングを図れる
です。
それぞれ解説していきます。
販売士の学びで存在感を発揮できる
常に学ぼうという方には存在感があります。
「あの人は勉強してる」っていうイメージが定着します。
大手小売業では社員向けに人材育成の仕組みがあります。
中小の小売業で教育の仕組みがあるところはまれです。
中小の小売業では見て覚えるが多いです。
良い先輩、上司に恵まれれば
ラッキーという感じでしょう。
企業の人材育成があればあっていいですが
それに期待せずに自分で学ぶ姿勢が必要です。
企業の教育で満足することでOKとする人材は
今どき必要とされると思いますか?
販売士資格を取得しようと学ぶ
上級資格を取得しようと学ぶ
常に学ぼうとする人には存在感があります。
流通業、小売業、サービス業の基本資格
販売士は流通業、小売業、サービス業の基本資格です。
昨今は副業や複業がOK、リモートワークの進展で
労働環境が劇的に流動化しています。
今は自分の能力や知識、スキルを自身で目標設定し
キャリアアップする時代。
流通業、小売業、サービス業に関わるなら
販売士の学びは基本です。
販売士の資格を持っていれば
基本はできていると自信を持てますし、持っていいです。
販売士を持っていない方を見るとやはり
「基本ができていませんね」って思います。
実業に役立つ知識、スキルを獲得できる
販売士の範囲は広くて学びが多いです。
自分のレベルに応じて活用できることがたくさんあります。
自分の成長に従って
「これは以前、販売士のハンドブックにあったよな」って
思い出すのです。
その時々で必要なヒントが販売士の知識、スキルから
出てくるのです。
売場づくりで役に立つ時もあり
販促計画で役に立つ時もあり
部下の育成で役に立つ時もあり
組織づくりで役に立つ時もあります。
販売士資格を取得することで自身のレベルに合った
体系的で十分な知識、スキルが獲得できます。
また公式テキストのハンドブックは実際の仕事で
必要なときに参照できる販売の教科書になります。
経験、勘、根性から科学、計数、計画の新3Kに変わる
販売士の学習で経験、勘、根性の3Kから
科学的に考え、計数を使って判断し、計画的にマネジメントする
新3Kに変わります。
ワタシの経験ですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
社内にその道10年以上の青果のベテランがいました。
優れた能力を持っていましたが
部下に自身のノウハウを説明できず部下が育ちません。
経験、勘は伝えることができないからです。
ある時スタンプ会社の講師のセミナーを受けたことがあります。
その方は2年ほど販売現場で経験を積んだだけです。
それでも
計画的な部門運営を数字で説明するので
論理的でわかりやすく、納得しました。
そういう人材が企業を動かしていくのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長年同じ仕事をして経験、勘、根性だけは
人一倍というのでは通用しなくなりました。
科学的に考え、数字を使って判断し
計画的にマネジメントする時代です。
販売士は科学的、計数活用、計画的マネジメントが基本です。
自身のブランディングを図れる
私は販売士資格を
本物の「販売のプロ」
というブランドだと思っています。
いま実感することがあります。
小売業界でも偽物は通用しなくなった。
これまでは
販売士資格がなくても小売業はできました。
今日初めて小売業に入社した方でも販売業務はこなせました。
商品に値段をつけて置いておけば売れたからです。
それが通用しなくなりました。
仕組みやマニュアルで動くチェーン店はまだやれますが
個人商店は厳しくなりました。
競争に負け、利益が出ず、業績悪化が止まりません。
一つの業界、企業、店舗で長く販売をしていても
狭い空間での経験、勘、根性は力にはなりません。
学んで行動し実績を出すしかありません。
それには販売士は最高の学習機会と言えます。
販売士は
小売業の基本となる知識、スキルを体系的にまとめています。
公式テキストのハンドブックは販売のプロの教科書
ともいえます。
- 3級販売士は販売員としてのプロ
- 2級販売士は部門責任者や店長としてのプロ
- 1級販売士は店長や経営者
としてのプロです。
販売士は偽物と区別する自身のブランドなります。
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まとめ:販売士を活かせる仕事、活かし方、価値
販売士を活かせる仕事
- 小売業、流通業、サービス業で多くの業種に関わる
- 販売士は販売のプロフェッショナル
- 販売士は中小企業診断士より販売では専門家
資格取得前の販売士資格の活かし方
- 販売士合格の勉強と
流通・小売業の勉強は違います。
資格取得後の販売士の活かし方
- 社内講師をする
- 上級資格を目指す
- 自分を活かす分野が分かる
- 他業種でも役に立つ
- 複業でも役に立つ
取ってわかった販売士の価値
- 販売士の学びで存在感を発揮できる
- 流通業、小売業、サービス業の基本資格
- 実業に役立つ知識、スキルを獲得できる
- 経験、勘、根性から科学、計数、計画の新3Kに変わる
- 自身のブランディングを図れる