居酒屋店が集客するための黒板メニューの書き方【図解・手順・要点】
このメッセージは
◉初めて店頭黒板を書こうとする居酒屋、飲食店
◉黒板メニューで集客したい居酒屋、飲食店
に向けて
◉お客様を増やす黒板メニューの書き方
◉売上、利益を増やす黒板メニューの書き方
をお伝えしています。
また
手書き黒板メニューをおしゃれにするのに役立つ本も紹介しています。
集客するための黒板メニューの書き方は売上のU字回復(V字ではありません)を図った創客POPマーケティングを黒板メニューに応用したものです。
メッセージを確認していただくと
お店の魅力を見直し効果的にお客様を増やし、売上と利益アップができます。
このメッセージは売上40%ダウンの2年後から4年間売上更新し2.43倍に売上を伸ばした創客POP広告クリエイター西村が発信しています。
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創客マーケティング・アドバイザー 西村まさゆき
・販売士1級
・販売士養成登録講師
・ビジネスマネージャー
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目次
■居酒屋店の黒板メニューの特徴と集客ポイント
集客したい居酒屋店にとって黒板メニューはとても優れた販促ツールです。
黒板メニューの特徴を活かして効果的にお客様を増やすことができます。
黒板メニューの特徴と集客3つのポイント
- 黒板メニューの特徴①鮮度感
短期間で(毎日)手書きする黒板メニューは鮮度感があります。
鮮度にこだわるお店のコンセプトや食材の鮮度のアピールには最適です。
黒板メニューで鮮度、新しさをアピールしてお客様を増やすことができます。 - 黒板メニューの特徴②親近感
学校でよく見た黒板には誰もがレトロ感を感じ、その同じ体験が親近感となります。
サインと同じように手書きは書いた人を感じさせ、親近感は信頼感ともいえます。
アットホームな親近感は確実にお店の入りやすさにつながります。 - 黒板メニューの特徴③雰囲気
黒板メニューの書き方や使うフォント、イラストによって店内の雰囲気やメニューのイメージを伝えることができます。
そのわかりやすさ、伝わりやすさが入店するお客様を増やします。
黒板メニューの特徴と集客ポイントをご理解いただけましたでしょうか?
◼️今いちピンとこないという方にはこちらの記事が参考になるかもしれません。
「目を引くブラックボード手書き看板の書き方はPOPを書くより簡単な4つのコツ」
次項では集客に活かす黒板メニューの書き方を解説していきます。
■居酒屋店が集客するための黒板メニューの書き方
居酒屋店が集客するための黒板メニューの書き方は次の5つのステップです。
- 道具を準備する
- 目的の確認をする
- 書くことをリストアップする
- 書くことをラフで配置する
- 丁寧に清書する
各項目について図解・手順・要点で解説していきます。
1」道具を準備する
黒板メニューを書くのに必要な道具は次の3点です。
- 黒板(+イーゼル)
- ボードマーカー
- 消去修正用品
・黒板(+イーゼル)
- つや消しタイプの黒色でスチール製でマグネットがおすすめです。
- サイズは幅60cm高さ90cmを基準として店頭の大きさに合わせてバランスを取ります。
- 店舗に背を向けて設置する場合や通行客が1方向からという場合は片面でよいでしょう。
- 店舗前の通路に出して左右からいらっしゃるお客様に見ていただくには両面がよいです。
- 自立型でないなど必要であればイーゼルもご用意ください。
- 黒板、イーゼルはAmazon、楽天、ホームセンター、文具店、雑貨店などで求めることができます。
- 黒板は数千円、イーゼル込みで1万円くらい。
- 思ったより高くなく3年位は使え、低コストで売上に直結するので利益アップに貢献します。
・ボードマーカー
おすすめのボードマーカーは以下の2シリーズです。
どちらか一方をお選びください。
- 三菱鉛筆 ブラックボードポスカ(水性顔料インク)
色数8色(極太は6色)
太さと芯
・中字・丸芯=1.8~2.5mm
・太字角芯=線幅8m
・極太・角芯=15mm - レイメイ藤井 ボードマーカー(水性顔料インク)
色数12色(細字は8色)
太さと芯
・細字・丸芯=1mm
・中字・丸芯=2mm
・太字・平芯=8、4、2mm
・極太・平芯=15、9、4mm
- 太さは太字・平芯がメインになります。
丸芯は端が丸くなり、字の太さが変わらないので柔らかいイメージになります。
極太は大きな黒板に使うことが多く、無くても大丈夫です。 - 色はメインの白と2~3色で十分です。
- 白以外はお店や商品のイメージに合わせてください。
例えば
⇒海産物をメインにする場合は青色、緑色
⇒お肉や辛いものをメインにする場合は赤色、黄色、橙色
というような感じです。
・消去修正用品
厚手のウェットティッシュ、タオル、綿棒があれば十分です。
ワタシの場合は厚手のウェットティッシュ、タオルで消去します。
汚れが残るようになったら超極細繊維のタオル、マーカーのメーカーの専用クリーナー、メラミンスポンジなどで綺麗にします。
綿棒は細かい部分の修正用で使います。
◼️道具についてさらに詳しく知りたい方はこちらのページで詳しく解説しています。
「ブラックボード、ペン、消す道具を店鋪イメージ、書く内容から選ぶ!」
2」目的の確認をする
黒板メニューの書き方で最も大切な部分です。
なので
図のような「黒板メニュー作成シート」というものを使います。
「黒板メニュー作成シート」に従って作成すれば誰でもお客様が集まる黒板メニューを作ることができます。
さらに
黒板メニューのPDCA管理や作成者以外の型との情報共有もできて生産性がアップします。
「黒板メニュー作成シート」(Excelファイル)は
こちらから↓ダウンロードできます。
上図のように黒板メニューを書く目的は3つ
- どういうお客様に
- 何でもって
- どうしてほしい
を確認します。
▪どういうお客様に
代表的な常連さんを3人(Aさん、Bさん、Cさん)思い浮かべてください。
▪何でもって
黒板メニューに書くメニューのウリ(価値)です。
金沢のお店が「新鮮な“のどぐろ”(金沢特産の高級魚)」じゃ駄目ですよ。
金沢のどこのお店でも扱ってますからね。
できれば
「他のお店には負けない、あなたのお店独自の、お客様の心を鷲掴みにするウリ」
でアピールしましょう。
例えばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「鮮度抜群だから味が違う!自家製加工した近海アジの一夜干し」
「能登の伝統調味料いしるを使った加賀野菜・能登海鮮の貝焼き」
「独自ルートで旬の食材を真っ先に!素材の味を活かしてご提供」
難しく考えないで
お客様が喜んでくれて、何処もやっていないモノやコトでいいんです。
▪どうしてほしい
入店客を増やしたい、宴会の予約をしてほしいというのはもちろんです。
でも、でも・・・ここは
お客様視点に立って、お店からお客様への思いにフォーカスしましょう。
そうすると
お店のワクワクする気持ち
ドキドキする気持ち
嬉々として働く理由
お客様への思いや覚悟が
伝わるんですよね~
例えばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「魚の味にうるさいAさんに一度食べてみてほしい!
自家製加工してるからわかるんよ
鮮度が違う、脂の乗りが違うとこんなにも美味しい一夜干しになるってね」
「日本酒大好きのBさんに
ぜひいしるの貝焼きの美味しさを体験してほしい!
病みつきになるほどうまいんだから」
「野菜の鮮度にうるさいCさんに
今春初の京都産朝掘り筍の旬の味を
刺身で自家製の酢味噌をつけて味わっていただきたい」
ワクワクしてきません?
売る人の、料理する人の
「喜んでくれるかな~?」っていう
ワクワク とても大事なんです。
3」書くことをリストアップする
上図のように書き漏れがないようにリストアップしておきます。
黒板メニューに書くことは3つ
- お客様の目と気を引く言葉や画像
⇒アイキャッチとなる画像や文字、気を引くキャッチコピー - 動機を呼び起こす言葉や画像
⇒シズル感のある画像、メニューの価値を伝えるサブコピー - 行動を支え背中を押す言葉や画像
⇒メニュー名や価格などの基本情報、お客様の背中を押す限定情報、特典情報
前項の目的の確認ができていれば簡単!
例えばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目的が次のような場合
- どういうお客様に
⇒まあ~野菜の鮮度にうるさいCさんに - 何でもって
⇒今春初の京都産朝掘り筍の旬の味を - どうしてほしい
⇒刺身で自家製の酢味噌をつけて味わっていただきたい
書くことの3つは以下のようになります。
- お客様の目と気を引く言葉や画像
⇒竹林の筍の画像
「春の初物!」 - 動機を呼び起こす言葉や画像
⇒「京都産 朝掘り筍の刺身」
「自家製の酢味噌でどうぞ!」
「こちらもおすすめです!」
「朝採り野蕗の自家製酢味噌和え」「一人前580円」
「春の旬便り 九州産筍の若竹煮」「一人前580円」 - 行動を支え背中を押す言葉や画像
⇒「京都産 朝掘り筍の刺身」
「一人前800円」
「10食限定!午後8時までのご提供です」
書くこと3つはどのようにして作ればいいのでしょうか?
それは
書くこと3つをスムーズに作るため
持っている情報(価値)、調べた情報(価値)を
「価値の書き出し欄」に
できる限り多くリストアップしておく
といいコピーが作れます。
4」書くことをラフで配置(レイアウト)する
上図のように配置(レイアウト)のポイントは3つです。
- 3分割法
黒板を3分割し縦長、横書きの黒板では上段・中段・下段に書くこと3つを配置します。
◼️上段:お客様の目と気を引く言葉や画像
◼️中段:動機を呼び起こす言葉や画像
◼️下段:支え背中を押す言葉や画像 - アイキャッチ
アイキャッチとはお客様が最初に目にするところです。
お客様の目と気を引く言葉や画像を左上に配置してアイキャッチとします。
左上に配置することで黒板メニュー全体を見ていただくことができます。 - アイフロー
アイフローとはお客様の視線の流れです。
アイキャッチから始まってZ字のように視線が流れます。
お客様の視線がZ字のように流れて次の順に見ていただくようにします。
お客様の目と気を引く言葉や画像⇒動機を呼び起こす言葉や画像⇒支え背中を押す言葉や画像
そうするとお客様はスムーズにこちらの意図にそって動いていただけます。
そしてお客様にご満足を提供することができます。
5」丁寧に清書する
清書する時に大切なことは鮮度感、親近感、雰囲気を表すことです。
鮮度感を失わないために綺麗に消した黒板に書きましょう。
美しい字でなくても構いませんが丁寧に書くことで親近感が出ます。
書体や文字の種類でお店や商品の雰囲気を表することができます。
■集客力を高める黒板メニューのデザインポイント
集客力を高める黒板メニューのデザインのポイントは次の3点です。
- アイキャッチ、キャッチコピーに注目を集めるデザイン
- アイフローと購買心理段階がリンクするメリハリのあるデザイン
- お店、商品をイメージさせる色使いのデザイン
❏アイキャッチ、キャッチコピーに注目を集めるデザイン
具体的には次のようなものがあります。
- 大きく撮影されたシズル感のある画像を使います
- お店の雰囲気や商品に合った黒板アートを描きます
- キャッチコピーを強い色使いや配色で目を引きます
- キャッチコピーをまず読んでもらうよう大きく太く濃い色で書きます
❏アイフローと購買心理段階がリンクするメリハリのあるデザイン
アイフロー(お客様の視線の流れ)とお客様の購買心理段階がリンクするように各要素のメリハリをつけます。
メリハリとは強弱ということ。
アイフローが
[アイキャッチ]⇒[キャッチコピー]⇒[サブコピー]⇒[基本情報]⇒[限定特典情報]
という順で進むように
メリハリは
[最強]⇒[強]⇒[普通]⇒[個別の強弱]⇒[やや強]
というようにつけます。
そうすると
お客様の購買心理は
[注目]⇒[関心]⇒[欲求]⇒[行動]
となって行動に繋がります。
強弱は
大きさ、太さ、濃さ、色の強さ、色の組み合わせ
でつけます。
❏お店、商品をイメージさせる色使いのデザイン
黒板メニューでは白がベース色になると思いますがメインカラーやアクセントカラーでお店屋商品のイメージを連想させることができます。
■手書き黒板メニューをおしゃれにするおすすめの本3選
❏大人黒板 おしゃれなチョークアートの描き方
おしゃれでかわいい誰もが書きたいとあこがれのカフェ風アートが描けるようになります。
基本レタリングからイラストの描き方、メニューボードデザイン、インテリアボードデザインなど黒板を楽しむアイデア満載のおすすめの本です。
❏簡単&おしゃれなハンドレタリングBOOK
❏夢いろチョークアート(カラフルでポップなサインボードを描く)
手描きの温もりが魅力のチョークアートがお店のメニューボードや店頭看板、ウェルカムボード、お部屋のインテリアとして人気です。
本書では花や葉っぱ、果物、飲み物、ケーキ、パンの書き方、Welcomeの文字など12作例の描き方のプロセスを詳しく解説しています。
カフェボードやウェルカムボードを構成方法も紹介しています。
■まとめ:居酒屋店が集客するための黒板メニューの書き方
❏居酒屋店の黒板メニューの特徴・集客ポイント3つ
黒板メニューの特徴①鮮度感
黒板メニューの特徴②親近感
黒板メニューの特徴③雰囲気
❏居酒屋店が集客するための黒板メニューの書き方
- 道具を準備する
黒板、イーゼル、ボードマーカー、消去修正用品 - 目的の確認をする
黒板メニューを書く目的は3つ
・どういうお客様に
・何でもって
・どうしてほしい
を確認します。
書くこと3つをスムーズに作るため持っている情報(価値)、調べた情報(価値)を「価値の書き出し欄」にできる限り多くリストアップしておくといいコピーが作れます。 - 書くことをリストアップする
書くこと3つ
・お客様の目と気を引く言葉や画像
・動機を呼び起こす言葉や画像
・メニュー名や価格などの基本情報、お客様の背中を押す限定情報、特典情報
書くこと3つをスムーズに作るため持っている情報(価値)、調べた情報(価値)を「価値の書き出し欄」にできる限り多くリストアップしておくといいコピーが作れます。 - 書くことをラフで配置する
配置(レイアウト)のポイントは3つ
▪3分割法
▪アイキャッチ
▪アイフロー - 丁寧に清書する
清書する時に大切なことは鮮度感、親近感、雰囲気を表すことです。
鮮度感を失わないために綺麗に消した黒板に書きましょう。
美しい字でなくても構いませんが丁寧に書くことで親近感が出ます。
書体や文字の種類でお店や商品の雰囲気を表することができます。
❏集客力を高める黒板メニューのデザインポイント
・アイキャッチ、キャッチコピーに注目を集めるデザイン
・アイフローと購買心理段階がリンクするメリハリのあるデザイン
・お店、商品をイメージさせる色使いのデザイン
■売れるPOPの作り方マニュアル
売れるPOP作りで儲かる いいお店と輝くスタッフとお客様の笑顔を創り出すことができます。
販促POP広告クリエイターが長年の仮説・実行・検証でつかんだノウハウのマニュアル化。
ダウンロードはこちらから「売れるPOPの作り方マニュアル」
⇒https://note.com/urupoplabo/n/n9b51ca50b5a8
■お客様を創る、売れる、儲かる!個人店・中小店のチラシ作成マニュアル」
チラシもPOPと同じ文字情報メディアだからPOPと同じように「コツ」があります。
マニュアルに沿ってチラシを作成すると大型店との競合を避けながらお客様を増やし、売上アップして儲けることができます。
ダウンロードはこちらから
「お客様を創る、売れる、儲かる!個人店・中小店のチラシ作成マニュアル」
⇒https://note.com/urupoplabo/n/n5963efab72c3