販売士1級の難易度を下げるネット試験と改訂ハンドブックの試験対策
このメッセージは
販売士1級を受験する方
販売士1級の勉強を始める方
に向けて発信しています。
販売士1級の難易度はネット試験対策を
確実に行うことで下げられます。
なぜなら
ネット試験移行、販売士ハンドブックの改訂によって
難易度は下がるはずだからです。
ネット試験(CBT試験)への移行により難易度が高まったのには
次の2つの原因があります。
- ネット試験対策が不十分
- 販売士ハンドブックの試験対策不十分
このメッセージでは
販売士1級の難易度を下げるネット試験と改訂ハンドブックの試験対策
について解説しています。
メッセージを確認していただくと
ネット試験の特徴を理解し勉強方法が変わり
販売士1級の合格に近づくことができます。
このメッセージは
販売士1級、販売士養成登録講師、ビジネスマネージャー
ご利益POP広告クリエイターの西村が発信しています。
販売士1級、養成登録講師の私の経験は
・販売士2級を1989年に取得
・販売士1級を2012年に3ヶ月の学習で取得
・販売士養成登録講師の審査論文で最優秀賞を獲得
現在は
3秒でお客様を創り出せ!
書いて伝える力でご利益を創り出す
ご利益創りマーケティング・アドバイザーです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
販売士1級を最短で合格したい方にはこの記事がおすすめ!過去問学習に比べ勉強時間を半減!最も合格が確かな勉強方法のための 「過去問不要!販売士1級の勉強時間半減!対策問題集[5科目]頻出度付き」 https://note.com/urupoplabo/n/n7654c792b6d2 以下は目次の紹介です。 ■過去問学習に比べ勉強時間を半減! ■販売士1級の合格を左右する公式ハンドブック改訂対応が重要な理由 ■販売士1級の過去問はもう不要! ■販売士1級を最短合格する勉強方法:ネット試験対策問題[5科目]の使い方 |
■販売士1級のテキストのおすすめは販売士ハンドブックしかないというメッセージはこちら
「販売士1級テキストのおすすめは販売士ハンドブックしかない5つの理由」
販売士1級の難易度は下がる(合格率は上がる)予想でした。
その理由はネット試験への移行です。
ところがそうなってはいません。
目次
ネット試験移行後の販売士1級の難易度(合格率)は?
ネット試験移行前の難易度(合格率)
販売士1級
【統一試験】ペーパーテスト
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
87回(2021.2.17) | 836名 | 695名 | 174名 | 25.0% |
85回(2020.2.19) | 1,133名 | 909名 | 194名 | 21.3% |
83回(2019.2.20) | 1,215名 | 995名 | 242名 | 24.3% |
81回(2018.2.21) | 1,217名 | 979名 | 199名 | 20.3% |
79回 (H29.2.15) | 1,279名 | 1,038名 | 237名 | 22.8% |
引用元:https://www.kentei.ne.jp/retailsales/candidate_data
ネット試験前(統一試験)では5回の平均で22.7%となっています。
ネット試験移行後の難易度(合格率)
【ネット試験】
期間 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2021.7.28 ~9.30 | 131名 | 126名 | 22名 | 17.50% |
引用元:https://www.kentei.ne.jp/retailsales/candidate_data
2021.7.28~9.30のネット試験の結果は合格率がやや低くく
難易度はやや高かったようです。
難易度がやや上がった(合格率がやや下がった)原因
当初の予想では難易度が下がる(合格率が上がる)と
思っていただけに意外な結果でした。
その原因としては次のようなことが考えられます。
- ネット試験(CBT試験)に不慣れで誤回答が多かった
- 90分で100問の時間配分が上手くいかずに時間切れをしてしまった
- ネット試験(CBT試験)への移行で問題出題領域が拡大し
頻出箇所以外の設問に回答できなかった - 出題形式の穴埋記述式に対応できなかった
ネット試験(CBT試験)への移行で下がる難易度
ネット試験(CBT試験)への移行で当初は
難易度が下がる(合格率が上がる)と
思われていました。
そのポイントは
- 出題形式の変更
- 規約の変更
です。
出題形式の変更
記述式問題がなくなり、穴埋記述式問題と穴埋択一式問題になった
従来の100~200文字の記述を求める問題が無くなり
試験は容易になりました。
記述問題は語句の入力か短文の入力が求められます。
下記の例で見ればどちらが容易か一目瞭然でしょう。
[例]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【ペーパー試験では】
第87回検定試験のマーチャンダイジングの科目の第6問
「粗利貢献度分析と交差比率貢献度分析について
それぞれの意味を相違が分かるように3行程度で説明しなさい」
【解答例】
粗利益貢献度分析
商品カテゴリー別の売上構成比に粗利益を掛け合わせた積数を
百分率で示した粗利益貢献度によって分析する方法のこと。
最寄品などのように商品回転率が高く、在庫負担が比較的軽い商品を
扱う業種でよく用いる。
交差比率貢献度分析
商品カテゴリー別の売上構成比に交差比率(粗利益率✕商品回転率)を
掛け合わせた積数を百分率で示した交差比率貢献度によって分析する方法のこと。
買回品などのように商品回転率が低く、在庫負担が重い商品を
扱う業種でよく用いられる。
【ネット試験では】
「商品カテゴリー別販売計画の策定ポイントとして商品カテゴリー別の
採算状況を把握するために用いられる方法を2つ記述せよ」
【解答例】
[粗利益貢献度分析]
[交差比率貢献度分析]
ひっかけ問題の多い正誤問題がなくなった
販売士1級のネット試験には2級、3級のように
正誤問題がありません。
正誤問題はひっかけ問題が多くミスしやすいですが
なくなったことで素直に問題に取り組めます。
設問が短くなった(両刃の剣だったかも)
1問は2行程度の設問があり、穴埋箇所が1箇所となっています。
設問が短くなり理解できた方はテンポよく回答できたでしょう。
反面、理解が不十分な場合は
どこの分野の設問かさえ、わからないという可能性もあります。
下記の例を参考にすれば容易になったと思いますが。
この例は問題文の長さのイメージを持っていただくためのものです。
1科目で20問となったので分野がバラけたという感想があります。
同じ分野から複数の問題が出ることは少ないでしょう。
[例]・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ペーパー試験で次のような問題でした。回答は択一です。
「中小企業庁による「平成27年度商店街実態調査」では、商店街が地域に期待されている役割として最も多かったものが「地域住民への身近な購買機会の提供」であった。他方、商店街における最も大きな問題は「経営者の高齢化による〔ア〕」であった。さらに、〔イ〕の問題については、「生鮮三品の店舗や惣菜店が少ない又は揃っていない」という指摘が多かった。これらのように商店街を取り巻く問題は多いが、活性化に向けて次のようにさまざまな取組みが行なわれている。
商店街が地域住民のニーズを踏まえ、ソフト事業を含めた事業を実施しようとする場合には、〔ウ〕の認定にもとづき補助金などの各種支援を受けることができる。また、地域商業の活性化のため、団結して地域商業の抱える諸問題を解決するための事業を支援する機関として、2009年には〔エ〕が設立された。さらに独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する〔オ〕派遣事業などがある。」
ネット試験では次のように1問1答~2答となります。回答は択一です。
「中小企業庁による『平成27年度商店街実態調査』では商店街における最も大きな問題は経営者の高齢化による〔ア〕」であった。」
「中小企業庁による『平成27年度商店街実態調査』では〔イ〕の問題については、「生鮮三品の店舗や惣菜店が少ない又は揃っていない」という指摘が多かった。」
「商店街が地域住民のニーズを踏まえ、ソフト事業を含めた事業を実施しようとする場合には、〔ウ〕の認定にもとづき補助金などの各種支援を受けることができる。」
「地域商業の活性化のため、団結して地域商業の抱える諸問題を解決するための事業を支援する機関として、2009年には〔エ〕が設立された。」
「地域商業の活性化のため、団結して地域商業の抱える諸問題を解決するための事業を支援する機関として、2009年には全国商店街支援センターが設立された。さらに独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する〔オ〕派遣事業などがある。」
規約変更
有利な科目合格
過去の科目合格による免除があっても
回答時間は5科目全部と同じ90分で科目合格者は余裕があります。
再試験は3日~2週間後
再試験は3日後、科目合格利用者は2週間後から試験予約でき
一気に合格に持ち込む人には有利です。
今後は科目合格を利用する方が増えて
難易度が低下(合格率が上昇)してくると思われます。
ハンドブック改訂で下がる難易度
2021年11月に
販売士ハンドブック 発展編 販売士1級対応テキストが
改訂されました。
これは次の2点で販売士1級の難易度を下げると考えられます。
- 改訂新ハンドブックからの出題
- 改訂箇所は出題率が高い
改訂新ハンドブックからの出題
この改訂新ハンドブックからの出題は2022年4月15日からとなっています。
ハンドブックからの出題は70%とされていますが
改訂により硬めにハンドブックから出題されるでしょう。
今までも実感としては90%以上の出題と思いますが。
改訂箇所は出題率が高い
改訂の追補、拡充箇所は出題が予測され要注意。
それはハンドブックが教えてくれます。
試験対策で確実に合格
慣れないネット試験で思った結果が得られず
残念な思いをした方もいらっしゃるかもしれません。
2022年4月15日からの改訂新ハンドブックからの出題を機に
試験対策を十分行い合格を目指しましょう。
設問の正確な読解と素早い回答
1問は2行程度の設問となっており
穴埋箇所が1箇所となっています。
統一試験のように出題分野が
わかり易くなっていません。
設問を正確に読み込んで
出題箇所を特定し
素早く正解を引き出します。
出題分野、箇所の正確な特定と素早い回答がポイントです。
1科目20問[10問、10問]5科目合計100問を90分で解きます。
試験時間は十分だったと言う声もありますが
回答は平均1問1分以内です。
素早い回答のために
ハンドブックを十分読み込むことが大切です。
出題形式に合わせた勉強
1級の「記述式穴埋問題」は
問題文中の空欄に最も適当な語句・短文を入力する形式です。
択一式でも記述式でも
重要語句、重要短文、計算項目、計算式を
押さえておくことがポイントです。
出題形式を予測する勉強
過去問での出題形式と同じ形式での出題ということは全くありません。
下記の例に見られるように
ハンドブックの同じ箇所から
次のような回答が求められることを予測して勉強します。
- 問題文の穴埋箇所を択一で回答、記述で回答
- 問題文の意味する項目名を択一で回答、記述で回答
- 計算結果を択一で回答、記述で回答
- 計算式項目を択一で回答、記述で回答
計算問題で例を上げると
[例]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人件費:100万円 売上高:1500万円 売上総利益率:20% という条件で
労働分配率=人件費÷売上総利益という計算式で考えられる設問は
労働分配率を最も適当なものを選択肢から選べ
1:10%、2:20%、3:33%、4:45%
計算式の空白の項目を最も適当なものを選択肢から選べ
労働分配率=人件費÷【 】
1:売上総利益、2:労働生産性、3:ROI、4:人件費率
条件から労働分配率(単位も含む)を入力せよ
(小数点第1位を四捨五入)
A:33%
計算式の空白の項目を入力せよ
【 】=人件費÷売上総利益
A:労働分配率
勉強箇所の範囲の拡大
頻出箇所を重点にハンドブック全体の読み込みを行って
出題箇所の広範囲化に対応します。
追補、拡充箇所も出題が予測され押さえておく。
⇒ハンドブックの読み込み
規約変更を活用して合格
万が一不合格でもこれまでの勉強を無駄にしないように
短期間での再受験と科目合格利用で一気の合格に持ち込みます。
■販売士1級を30時間の勉強で合格する方法についてのメッセージはこちら
「販売士1級を過去問+出題分析表で30時間合格の合格者おすすめ勉強法」
■販売士1級を30時間の勉強で短期合格をサポートする
過去問出題分析表についてのメッセージはこちら
「販売士1級を勉強時間30時間でネット試験合格するための過去問出題分析表」
■販売士1級のテキストのおすすめは販売士ハンドブックしかないというメッセージはこちら
「販売士1級テキストのおすすめは販売士ハンドブックしかない5つの理由」
■過去問不要!販売士1級ネット試験対策問題
ダウンロードはリンク先記事からどうぞ!有料化間近!
◉過去問第87回の出題箇所から作成したネット試験対策問題
「販売士1級過去問第87回から予想するネット試験対策問題」
◉過去問第85回の出題箇所から作成したネット試験対策問題
「販売士1級過去問85回入手方法とネット試験対策問題による勉強方法」
◉最新の出題情報から作成したネット試験対策問題
「販売士1級ネット試験対策の重要3ポイントと模擬問題5科目」
販売士1級を最短で合格したい方にはこの記事がおすすめ!過去問学習に比べ勉強時間を半減!最も合格が確かな勉強方法のための 「過去問不要!販売士1級の勉強時間半減!対策問題集[5科目]頻出度付き」 https://note.com/urupoplabo/n/n7654c792b6d2 以下は目次の紹介です。 ■過去問学習に比べ勉強時間を半減! ■販売士1級の合格を左右する公式ハンドブック改訂対応が重要な理由 ■販売士1級の過去問はもう不要! ■販売士1級を最短合格する勉強方法:ネット試験対策問題[5科目]の使い方 |
まとめ:販売士1級の難易度を下げる試験対策
難易度がやや上がった(合格率がやや下がった)原因
- ネット試験(CBT試験)に不慣れで誤回答が多かった
- 90分で100問の時間配分が上手くいかずに時間切れをしてしまった
- ネット試験(CBT試験)への移行で問題出題領域が拡大し
頻出箇所以外の設問に回答できなかった - 出題形式の穴埋記述式に対応できなかった
ネット試験(CBT試験)への移行で下がる難易度
- 記述式問題がなくなり、穴埋記述式問題と穴埋択一式問題になった
- ひっかけ問題の多い正誤問題がなくなった
- 設問が短くなった
- 有利な科目合格
- 再試験は3日~2週間後
ハンドブック改訂で下がる難易度
- ハンドブックからの出題が70~90%
- 改訂箇所は出題率が高い
試験対策で確実に合格
- 設問の正確な読解と素早い回答
- 出題形式に合わせた勉強
- 出題形式を予測する勉強
- 勉強箇所の範囲の拡大
- 規約変更を活用して合格