経営理念に共感した会社での浸透体験事例、共感できない会社を辞めた理由

このメッセージは
経営理念に共感してもらえないという会社
経営理念が浸透しないでお悩みの会社
経営理念がなぜ必要かと思っている
会社

に向けて


経営理念の浸透3つのポイント
経営理念の浸透 私の体験事例
中小企業に経営理念が必要な理由

をお伝えしています。

経営理念に共感して入社した会社、経営理念に共感できない会社、経営理念が形ばかりの会社を体験した私の学びは「中小企業にこそ経営理念が必要」ということです。
私の体験が経営理念の整備、浸透に役立てばありがたいです。

このメッセージは販売士1級、販売士養成登録講師、ビジネスマネージャーPOP広告クリエイターの西村が発信しています。
販売士1級、養成登録講師の私の経験は
 ・販売士2級を1989年に取得
 ・販売士1級を2012年に3ヶ月の学習で取得
 ・販売士養成登録講師の審査論文で最優秀賞を獲得
現在は
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書いて伝える力でお客様を創り出す
創客マーケティング・アドバイザーです。
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■経営理念に共感し入社した会社で16年輝いた

書店店員

経営理念に共感して入社した会社(以下O社)で16年間、仕事をしました。
その16年はこれまでの仕事人生で最も輝いていた期間でした。

輝いていたとは私の力を思いっきり発揮して、お客様のお役に立てたという実感です。

O社の経営理念に共感し入社した経緯をお話ししたいと思います。

❏経営理念に共感して入社した

O社の経営理念を知ったのは見学した店舗の朝礼で全員が唱和していたからです。
まだ私が前のM社にいた頃、コンサルタント会社の担当者が同じというご縁で朝礼を見学させていただいたのです。

15分ほどの見学でしたがその朝礼で聞いた経営理念は深く印象に残りました。
O社の従業員はなんと誇らしい環境で仕事をしているのかと思ったものです。

当時、私は何のために仕事をしているのかを見失っていたからです。
自分の働きがお客様の喜びにつながるのは羨ましい仕事だと思ったのです。

数年後、私はM社を退社することになりました。
次の仕事を探す時に2つの選択肢に迷っていました。


1つはこれまでの経験を活かしながらも新しい分野の業界に入ること。
コンビニエンスストアの店舗支援の仕事などを想定していました。

もう1つはO社の経営理念が心に残っていたのでO社に応募してみることでした。

O社は募集をしていませんでしたが応募書類を送り面接をしていただきました。
そして採用され16年間お世話になることになりました。

この16年間にはとても辛いこともありましたが私のビジネス人生で最も輝く日々でした。

その後いくつかの会社に色々な形で関わりました。

そこから学んだ会社選びの大切なポイントがあります。


それは

  • 会社の経営理念が本物かどうかを見極めること
  • その会社の経営理念に共感できるかどうか

だと思っています。

選んだ会社の経営理念が本物で、その経営理念に共感して仕事ができれば幸せな人生だと思います。

私はそうでした。

私が関わった会社はほとんど一様に経営理念がありました。

しかし
残念ながら経営理念が本物だったのはO社だけでした。
経営理念が浸透していたのもO社だけでした。

入社したO社の経営理念についてもう少し詳しくお話しましょう。

❏私が体験した経営理念の考え方

研修

入社したその日に早速、新人研修がありました。

新人研修は56項目あり、最初の5項目を社長が、以降10項目ぐらいを社長室長がコーチをしてくれました。
中途採用の私1人に対しトップ二人が直々に時間を取ってくださったのです。

入社研修56項目

1.新人の心構え
2.経営理念、行動目標と組織
3.O社の歴史と計画
4.O社の特徴
5.年度方針
6.5つのサービス(接客、商品、仲間)
・・・・・・・
・・・・・・・

以降の研修項目は店長や売り場担当者の方に説明していただきました。

経営理念、行動目標は分かりやすいものでした。

O社には多くのノウハウがあって多くが3か条や5か条、7か条、10か条というふうにわかりやすくなっているのです。

行動目標にも分かりやすいということが大切と謳われていました。

当時は経営理念について説明を受けても頭でわかってもピンと来ませんでした。
10年くらい経った頃から腑に落ちて、自分のものになったような気がします。

「人が好き」という社長の理念はお客様、従業員中心という人間中心の考え方です。

「サービスマインドベンツ」という考え方も教えていただきました。
車のベンツのエンブレムは円が3等分になっています。
お客様と仲間(従業員)と商品(お店、会社)のバランスが3等分ということです。

お客様第一主義でもお客様と従業員は等分という考え方です。

経営理念の考え方を表す、いくつかのエピソードを紹介しましょう。

エピソード1:採用面接

従業員の面接採用には採用予定店舗の責任者を面接の場に同席させるのが通例でした。

私が店長だった時、社長、常務と一緒にパートタイマーさんの面接をしたことが何度もあります。

「人員を採用して、配属補充すればいいでしょう」という本社の考え方ではないのです。

店長も一緒に面接して採用予定の方を見極めなさいという意味があるのです。
そして採用した人を活かす、大切にする、会社に貢献するよう責任を持ちなさいということなのです。

ある時の面接でつい一瞬ですが居眠りをしてしまいました。

面接が終わって注意されました。
「面接に来られた方はお客様なのですよ。
失礼があってはいけないんですよ。」

O社の人の採用では会社と応募者は対等なのです。
お互いに相手をよく知って納得して入社するのです。
面接での質問も応募者に対しての敬意を損なうことはありません。

応募者に対して会社が適否を判断して採用するという以前の会社での上から目線が私は嫌いでした。

この採用面接のあり方はお客様中心主義でありながら、従業員を大切にするという理念がひしひしと感じたことでした。

O社の面接の終了時には
「今日はわざわざ面接にお越しくださいまして、ありがとうございます。お車代というわけではありませんが図書券です。わずかですがご利用ください。」
と言って一人一人に図書券をお渡ししていました。

そういうことをする会社は少ないですから多くの応募者は少し驚かれます。

応募者も、そして入社した人も1個の対等な人間として大切にする。
それがこのO社の人に対しての、経営理念の考え方でした。

エピソード2:新人研修

先に私の入社時の新人研修をお話ししました。
その新人研修は正社員、パートタイマーさん、アルバイトさん全て同じ研修項目です。

正社員パートタイマーさんについては冒頭の重要な部分を社長が直に説明します。
その時、配属予定店舗の店長は新人研修に同席して経営理念についての社長の説明を聞きます。

長く店長する人は数十回となく経営理念についての説明を社長から直に聞くことになるのです。

アルバイトさんの新人研修は店長が社長の代わりとして経営理念などの重要な部分を説明します。

正社員、パートタイマーさん、アルバイトさん全て同じ56項目の研修項目ですが1週間くらい時間がかかります。

正社員、パートタイマーさん、アルバイトさんに分け隔てがないというのがO社の人に対しての考え方なのです。

エピソード3:Daily Plan(デイリープラン)

新人研修の第1項目「新人の心構え」のところで説明されるのですがO社にはDaily Plan(デイリープラン)という仕組みがありました。

Daily Plan(デイリープラン)というのはその日1日の各自の行動計画です。
各自のDaily Planを店長がチーム全体と調整し、終業時に日誌で1日のPDCAを完結させます。

考え方としては会社に従属しない自立した自分なりの仕事の仕方、時間の使い方をしなさいということです。

会社には経営理念がありますが、個人においても自立した理念を持ってくださいという考え方です。

それはそうです。

一緒に力合わせてお客様のために働く仲間です。
指示されたことだけするロボット、評価するだけの評論家では困ります。

個人の理念があって初めて、会社の経営理念に共感するかどうかが判断できるのです。

「1個の人間として会社に従属するのではなく自立した生き方をしてください」というのがO社の従業員に対しての考え方です。

エピソード4:お客様との約束:営業時間を守る

O社の営業時間は夜12:3までの営業時間でした。

北陸は雨や雪の多い地域です。
夜中12時になれば荒天の日は客足も途絶えます。

10分前に閉店にしてしまう。・・・有り得る話です。

そうでなくとも
10分前から店内のお客様に退店を促すようにガタガタと閉店準備を始める。

私も経験ありますがとても印象が悪いです。

これまで「いいお店だな」と思っていても「2度と来るか」と思います。

そういうことにならないように12時の閉店時間を3分伸ばして12時3分としたのです。

それであれば少なくとも12時前から閉店準備をすることはないでしょう。

営業時間はお客様との約束、その約束を破らないための12時3分の営業時間設定なのです。

お客様中心の経営理念の考え方、実践方法です。

この12時3分の営業時間はとても大きな副次的効果がありました。
毎年1回くらいはパブリシティとしてメディアからの取材が必ずあり


「なぜ営業時間は12時3分なんですか?」


それをメディアから聞かれるたびに大きなお店の宣伝になりました。
おそらく数十万円以上の宣伝効果でしょう。

O社の経営理念の考え方をいくつかのエピソードで紹介しました。

お客様中心の経営理念のおかげで、お客様のために良いと思うことを目いっぱいすることができました。
お客様と従業員をリスペクトする考え方のおかげで、私は自分の力を思いっきり役立てられたと思っています。

それは働く者として最も幸せな時間だったと思います。

次項では
私が共感した経営理念はどのように会社全体に浸透するようにしていたのか私の体験事例を紹介したいと思います。

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■経営理念浸透の3つのポイントと私の体験事例

研修

経営理念を掲げる会社はたくさんあります。

しかし
・経営理念が額に入っているだけの会社
・経営理念が会社の一部の人しか知らない会社
・経営理念を月に一度しか意識しない会社
が多いのではないでしょうか?

経営理念が活きている会社、浸透している会社は少ないかもしれません。

私なりの経営理念浸透の目安があります。

それは
「トップから最も遠い存在の人が経営理念を諳んずることができるかどうか」です。

あなたの思う会社はいかがでしょう?

経営理念を浸透させる方法の3つのポイントは

  • 経営理念に共感する人を採用する
  • 経営者が経営理念を熱く語り率先垂範する
  • 経営理念が浸透するやり方をする

です。

私の体験事例をあわせて紹介したいと思います。

❏経営理念に共感する人を採用する

経営理念を浸透させるには経営理念に共感する人を採用します。
経営理念に共感する人とは
まず自律的に自分なりの理念を持っている人です。

さらに
応募者が応募企業に求めることは色々あります。
収入、やりがい、名声、社会や人とのつながりを求める人・・・

その上で
経営理念に関心がある人、経営理念に共感する人は経営理念が浸透する人だと思います。

O社では
自分なりの考え(理念)を持っているか?
経営理念に共感しますか? 共感していただけますか?
を採用面接、新人研修で確認していただきますし、させていただいていました。

新卒で6人入社してきた年があります。
その中の1人は初日の経営理念の唱和が軍隊みたいだと翌日、退社しました。

それは互いにとって幸せな選択だったと思います。

経営理念の唱和は例えば受験で大切なことを自分のものとするために声に出して読み上げるようなものだと思います。

❏経営者が経営理念を熱く語り率先垂範する

経営理念を浸透させるには経営者が経営理念を熱く語るのが大切です。

経営理念は経営トップの個人的な体験や思いから作られたものです。

大元の経営者が熱く語らないで浸透することはないと思います。

先に述べたように
O社の新人研修では社長自身が経営理念を説明します。
アルバイトさんの新人研修では社長自ら語る経営理念を何度も聞いた店長が社長に代わって説明します。

経営理念を社長自ら熱く語ることのない会社では日常の方針や指示は伝わるのでしょうか?

さらに
経営者は経営理念を率先垂範しなければなりません。

経営理念を語るある経営者が同乗させていただいた車内から煙草の吸殻を外に投げ捨てました。

たった1回、そのことだけで私は経営理念への共感、その経営者への尊敬がなくなりました。

経営者が経営理念を率先垂範しなければ、経営理念の浸透どころか共感して入社してきた方も退社します。

❏経営理念が浸透するやり方をする

相談する仲間

経営者が経営理念にいくら思いがあっても浸透しなくては会社の力にはなりません。

経営理念を浸透させるやり方をしなければ浸透するものではありません。

経営理念が浸透するやり方とは難しいことではないと思います。

経営理念を浸透させるには

  • 書いて示し
  • 説明し
  • みんなで口に出して唱える

ことだと思います。

O社では全ての人の新人研修で
A 2サイズの紙に印刷された経営理念を示し
社長(代行の店長)が説明します。

社長がリードして新人社員と一緒に経営理念を唱和します。

新人研修の翌日、仮配属先の朝礼で新人が暗記してきた経営理念をリードし全員で唱和します。

私は朝礼で少し噛みましたが先輩達から拍手をもらい、ちょっと気恥ずかしかったのを覚えています。

その後は朝礼、店長会議、部門会議、年度方針発表会などで唱和しました。

O社では今日入社した人も含めて全従業員が経営理念を諳んずることができました。

「あなたの会社の経営理念は?」と聞かれて、答えられない会社は経営理念の浸透している会社と言えるでしょうか?

月に1回の朝礼で名刺サイズの印刷物の経営理念を見ながら唱和して、経営理念が浸透すると思いますか?

そのような経営理念の扱い方でお店作りや営業活動に影響を及ぼすことができると思いますか?

経営理念が浸透していると思った会社と
経営理念がない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社に
関わった私が思うことです。

お経でも、経営理念でも毎日唱えていれば頭の中に入ります。
頭の中に入っていれば考えることもありますし、話題にすることもあります。

そのような日々の中で徐々に理解するものではないかと思います。

O社に入社したその日に経営理念を覚えて16年間唱えました。
経営理念の意味が分かったかなと思えるのは10年ぐらい経ってからかなと思います。

経営理念というのは経営についての崇高な考え方です。
経営者でもない私が理解するには時間がかかります。

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■経営理念に共感できない会社、経営理念のない会社を辞めた理由

考えるビジネスマン

経営理念に共感して入社したO社がなくなった後、いくつかの会社に関わりました。

経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社がありました。

そういう会社の仕事は厳しいものではなく、むしろぬるま湯的でした。
それなので仕事に比べて、いただくお給料はありがたいものでした。

それでも
そういう会社の仕事は長く続けられませんでした。

働く条件は申し分ないのに、やりがいがなかったのです。
1日数時間から8時間費やしながら、喜んでいただくお客様が少ない。
自分の仕事が全く世の中に役立っていない気がしてとても虚しかったです。

経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社はお客様中心ではありません。

資源や自然に対する環境保全意識は厳しい世間のレベルとはかけ離れていました。

志ある組織ではなく、打算で結びついた集団はバラバラの仕事ぶりで達成されるパフォーマンスがとても低い。

仕事の改善やお客様満足に対しての取り組みは消極的で言われてようやく腰を上げる。

誰かが頑張れば、誰かが手を抜き、全体としてのパフォーマンスがいつまでも上がらない。

やっても、やっても成果に結びつかない、お客様の喜びに繋がらない。

人が入っても、入っても辞めていき離職率が100%近くで人材流出が止まらない。

そういう会社では仕事にも会社にも誇りが持てす、私の時間(命)がもったいなく思えてきました。

これが経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社を辞めた理由です。

経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社は

人を活かしません。
人が輝きません。
人が流失します。

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■経営理念は必要ない?経営理念はなぜ必要か

経営理念

経営理念に共感して入社したO社は 今、存在しません。

素晴らしい経営理念があっても、消えてなくなるのなら経営理念は必要ない?

経営理念に共感した会社と
経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社に関わって思います。

経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社は
無くなっても全く構いません。

今はない経営理念に共感した会社は今も惜しみます。
生まれ変わっても、また同じ経営理念の会社に入りたいと思います。
その時はその会社が永遠に続くように働きます。

経営理念は必要です。

あなたの会社の目的、存在価値は何ですか?と聞かれて、どう答えます?

経営理念のない会社には私はいたたまれませんでした。

私は以下の理由で経営理念は必要だと思います。

特に経営理念が売上アップ、人手不足解消、生産性向上に繋がる中小企業は必須だと思います。

経営理念が必要な3つの理由

  • 経営理念でお客様が集まる
  • 経営理念で従業員が集まる
  • 経営理念で生産性が高まる

個々について説明しましょう。

❏経営理念でお客様が集まる

経営理念でお客様が集まります。

大企業は安い価格や商品の品揃え、お店の規模でお客様を集めることができます。
中小企業にはそれはできません。

中小企業はお客様のことを考えて、考えて作り出した独自の価値やサービスでお客様に集まっていただくのです。

お客様について考えに考えを重ねられるのは経営理念があるからです。
お客様に喜んでいただける独自の価値やサービスが出てくるのは経営理念があるからです。

中小企業がお客様に喜んでいただける独自の価値やサービスを生み出した例はたくさんあります。

お客様に経営理念の思いを伝え、ファンになっていただき売上が作れるのです。

中小企業が大手企業と同じような価格訴求のチラシを出していたら太刀打ちできません。
中小企業の出すチラシでは経営理念からでた独自の価値やサービスを何度も何度も伝えてファンになっていただくのです。

長くご利用いただくファンを経営理念に共感してもらって増やし続けるのです。

❏経営理念で従業員が集まる

経営理念で従業員が集まります。

大企業はネームバリューや高賃金、手厚い福利厚生で人材を集めることができます。
中小企業にはそれはできません。


しかし
中小企業は経営理念で同志を集めることができます。

「~~でお客様に尽くしたい、世の中に貢献したい、一緒にやりませんか?」という思いで中小企業に同士が集まります。

会社は社長の思い描いたような会社になります。
会社には社長の思い描いたような人材が集まります。

私は経営理念に共感し、契約条件も考えずにO社に入社しました。
私は経営理念のない会社を安定した収入がなくなるのを覚悟でやめました。

中小企業には経営理念に共感した従業員が集まります。

❏経営理念で生産性が高まります。

中小企業は経営理念で共感するお客様と従業員が集まります。

人とは何で動くかといえば、お金、名誉、愛、恐怖、性そして思いで動くと思います。

人を動かす経営理念はお客様を動かし、従業員を動かし、取引先をも動かします。

O社では取引先の方がいらっしゃる年度方針発表会や朝礼でも経営理念を唱和していました。

経営理念に沿って従業員が一丸となって働き、さらに取引先が支援してくれるのであれば生産性が高まらざるを得ません。

私がチームワークについてよく出す例です。

ここに100キロの石があります。
この100キロの石を北の方向に動かしたいと思います。

50キロの石を動かす力のあるAとBという人が2人います。

この2人で色の石を北の方向に動かすことができるでしょうか?結果はどうなるでしょう?

結果1:石は全く動かない
原因1:Aは北へ引っ張りBは南を引っ張ったので石は動きません。
原因2:Aが引っ張った時にBは何もしません。Bが引っ張った時にAは何もしません。
   なので石は動きません。

結果2:石は東の方向に少し動く
原因 :Aは北西に引っ張りBは同時に南西に引っ張ったので石は東の方向に少し動きます。

結果3:石は北の方向に動く
原因 :AとBが北の方向へ動かそうと力を合わせ同じタイミングで引っ張ったので石は北の方向へ動きます。

チームに経営理念がなくバラバラだとパフォーマンスは低いものになります。
チーム全員が同じ経営理念という思いで力を合わせると大きなパフォーマンスを上げることができます。

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■経営理念の作り方、私の場合

ひらめく動作

自身が活きてお役に立てる企業はもうないのかと思い、私は個人事業主となりました。

個人事業主となってまず私は経営理念を作りました。

  • 私は人が集まって仕合せになることを目指します。
  • 私は思いやりでマネジメントを目指します。
  • 私は良い情報と良い仕組みを提供し人と社会が輝くことを目指します。

この経営理念をどのように作ったかをお話したいと思います。


経営理念の作り方にはテンプレートがあります。
経営理念に盛り込むものは次の3つです。

  • ミッション(使命、目的)この会社は何のために存在するのか
  • ビジョン(目標)中長期的に達成したい目標、有りたい姿はどういうものか
  • バリュー(価値観)目的、目標を達成する手段、何を大切にするか

私は自身の考えをこの3つに当てはめて考えました。

私の使命は良い情報と良い仕組みを提供し人と社会が輝くことです。
私の目標はクライアントさんの「個人と組織」が協調する仕合せな組織作りです。
私の価値観は人と組織が強調するための互いへの思いやりです。

稚拙な経営理念とは思いますが今の私の精一杯の思いです。
経営理念と言うと重いものにとらえて、作れないと思いがちです。

経営理念は経営するための考え方です。
経営者がその時の思いでまずはテンプレートに沿って作ればいいと思います。

経営理念は経営者の成長や企業のリソースの成長によって変わっていけばいいと思います。

私が共感したO社の経営理念も2度変わっています。
私が在籍中に一度変わりました。
それは会社が株式公開を目指したからです。

経営理念が変わることによって私はO社の経営理念が活きているものだと思いました。

経営理念は額に入れた化石ではないと思います。
日々変わる環境のもと経営者の経営のあり方に対しての考えも変わっていいと思います。

経営者が交代すれば経営理念も変わるでしょう。

経営理念は変わるものです。
一つ言えることは経営理念も会社も経営者を超えないということかと思います。

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■まとめ:
経営理念に共感する会社の浸透事例、共感できない会社を辞めた理由

経営理念浸透の私の体験事例

  • 経営理念に共感する人を採用する
  • 経営者が経営理念を熱く語る
  • 経営理念が浸透するやり方をする

経営理念を浸透させるには
 書いて示し
 説明し
 みんなで口に出して唱える


経営理念のない会社、経営理念が形ばかりの会社、経営理念に共感できない会社は

  • 人を活かしません
  • 人が輝きません
  • 人が流失します

経営理念が必要な3つの理由

  • 経営理念でお客様が集まる
  • 経営理念で従業員が集まる
  • 経営理念で生産性が高まる

経営理念の作り方、経営理念のテンプレート3つの要素

  • ミッション(使命、目的)この会社は何のために存在するのか
  • ビジョン(目標)中長期的に達成したい目標、有りたい姿はどういうものか
  • バリュー(価値観)目的、目標を達成する手段、何を大切にするか

経営理念は経営者がその時の思いで、まずはテンプレートに沿って作ります。
そして
経営理念は経営者の成長や企業のリソースの成長によって変えます。

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