客単価を上げる方法で売上をアップさせるPOPの活用方法
客数が伸びないからと客単価を上げて売上をアップさせようとしてもうまく行かない。
そういうお店にお役に立つ記事です。
売上をアップさせるためには正しい方法で客単価を上げるとうまくいきます。
客単価を上げる方法で売上をアップさせる時POPを活用するとうまくいきます。
■売上を上げたい!と思った時、手間も費用も掛けずに最大の効果があるのがPOPです。
誰でも簡単に作成して、その日から売上に反映させることができます。
こちらのメッセージで詳しく解説していますので、ご覧ください!
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目次
客単価を上げようとしてもうまく行かない店の特徴
客数がなかなか伸びないからと客単価を上げようとするお店があります。
間違った方法で客単価を上げようとすると客数まで減ってしまってうまく行かない。
そういうお店があります。
客単価を上げようとしてもうまく行かない店舗には特徴があります。
お店のQSCに不備があり客数を伸ばせないお店
QSCとはクォリティ、サービス、クレンリネスのこと。
客単価を上げようとする店舗の中には客数が伸びないので客単価に注力するお店があります。
そういうお店は客単価を上げようとしてもうまくいきません。
そもそもQSCに不備がありお客様からの支持を得られていないという場合です。
自身のお店のQSCできていないとは誰も思いたくはありませんが人は自分には甘くなりがちです。
外部の方の意見を真摯に受け止めることが大切です。
あなたのお店が飲食店でしたらグルメサイトの口コミや評価ポイントを確認ください。
評価ポイントは4点以上で並、4.5以上でようやく良いお店というレベルです。
お客様は本当に厳しい。
意味のない値引きや割引をしているお店
お客様に選ばれるためには価格を下げることが最も効果があるという考えを持っているお店。
売れるためには値段を下げるのが最も手っ取り早い販売方法というお店。
こういうお店は意味のない、効果のない値引きや割引をして客単価の低下に歯止めがかからない。
そのお店が一方で高額なセットメニューを出したりする。
そういうお店は客単価を上げようと取り組んでもうまくいきません。
なぜなら価格が最もお客様の関心事と考えているからです。
価格以外の価値を提供できていないお店は客単価を上げることはなかなかできません。
独自性がなく魅力が乏しいお店
お店の独自な魅力について無関心なお店は客単価を上げることはできません。
成熟した日本ではお店を営業しているだけでは繁盛しません。
独自の魅力を発信して選ばれなければ客数は減る一方でしょう。
そのようなお店が単価を上げるとただの値上げですので売れなくなります。
客単価を上げるどころか客数まで減らしてしまいかねません。
高単価商品を導入し商品構成を変えても在庫が増えるだけで客単価も売上も上がりません。
客単価を上げるには価値を高めて売れるようにする
価値を高めて売れるようにすると商品の単価、客単価を上げることができます。
価値というのは便益と価格の比較です。
70円で仕入れて100円の便益を持つものが100円で売れるのは普通です。
この場合の価値は100割る100で1になります。
利益は30円です。
現在はデフレ経済ですので
100円の便益を持つものを80円で売らなければ売れません。
この場合の価値は100割る80で1.25になります。
100円で売っていたときより売れますが
1個の利益は10円です。
3倍売れなければ価格を落とした効果はありません。
価値を高めて商品単価、客単価を上げるには
100円で売っていた便益を125円の便益にして100円で売る。
この場合の価値は125割る100で1.25になります。
この場合の利益は55円です。
売れ行きが45%ダウンしても値上げ前と同じ利益になります。
これができれば
意味のない、効果のない値引きや割引をやめて商品単価、客単価を上げることができます。
便益に応じた価格設定にすることで単価、客単価を上げることができます。
では
どのようにして便益を大きくして価値を高めるかについてお話します。
単価を上げて価値を高めて売れるようにするPOPの活用方法
高い便益に応じた価格設定にすることで単価、客単価を上げることができると話しました。
では
どのようにして便益を大きくして価値を高めるか?
先にお話した
「客単価を上げようとしてもうまく行かない店の特徴」にヒントがあります。
- お店のQSCに不備があり客数を伸ばせないお店
- 意味のない値引きや割引をしているお店
- 独自性がなく魅力が乏しいお店
これらが客単価を上げようとしてもうまく行かない店の特徴でした。
これから言えるのは
価値には価格以外の要素があるということをわかっていないということです。
- QSCに不備があるお店は
・商品の品質には細かい配慮が必要だとわかっていない
・笑顔のある接客はお客様の財布の紐を緩めるとわかっていない
・快適な買い物環境でなければお客様は買いたくないとわかっていない
- 意味のない値引きや割引をしているお店は
・その商品の開発者の苦労が感動的であることに便益を感じていない
・その商品の使い方で楽しさが倍加する方法には便益を感じていない
・その商品の製法は類稀で400年の歴史があることに便益を感じていない
- 独自性がなく魅力が乏しいお店
・そのお店、商品の持つ魅力に気づいていない
・そのお店、商品についてのお客様の評判について無頓着
・お客様というのはいろいろなことに便益を感じるという豊かさをわかっていない
価値には価格以外の要素があるということをわかっていない。
だから
価格だけしか変えられない。
価格は同じでも便益を高めて価値を高める方法はいっぱいあります。
価格を上げても便益を高めればお客様に納得して買って頂く方法はいっぱいあります。
その一つがPOPの活用です。
一つ例を出してみましょう。
「越前そば 一人前 850円」
これだけでは、ちょっとお高めかもしれませんね。
POPでこう書いてはいかがでしょう?
「福井名物の越前そばはこの辛味の効いた特別の大根おろしが特徴です!
越前そば 一人前 850円」
どうです?850円普通になってきました。
「当店の越前そばは地元産そば粉と霊峰白山の伏流水だけを使って手打ちした自家製蕎麦です 越前そば 一人前 850円」
どうです?いい商品だなと思いませんか?
「地元産そば粉、霊峰白山の伏流水100%の手打ちそば!特別有機栽培の辛味大根のおろしと鰹節の旨味が越前そばの特徴 100食限定の自家製手打ちそばです
福井名物 越前そば 一人前 850円」
どうです?1000円に値上げしたくなりませんか?
POPを活用して単価を上げて客単価をあげる方法はさらに他のプラスももたらします。
客単価を上げる正しい方法は買上点数も客数も増やすことになる
価値には価格以外の要素があるということがわかると
価格は同じでも便益を高めて価値を高める方法はいっぱいある。
価格を上げても便益を高めればお客様に納得して買って頂く方法はいっぱいある。
ということもご理解いただけます。
POPを活用して単価を上げて客単価をあげる方法はさらに他のプラスももたらします。
それはお客様の買上点数も増やし、さらにお客様そのものも増やすということ。
たとえば
飲食部門に入ったご家族が天丼を注文されました。
メニューブックに書いて「越前そば」のセールスコピーや壁に貼ってあるPOPを見たらどうなります。
「越前そば、みんなで2皿食べてみようか?」っていうことになりませんか?
そうやって買上点数が増えていきます。
また
観光地で飲食部門とお土産の販売部門を持つお店があったとします。
先程の「越前そば」のPOPをお土産の買い物のときに見たらどうなります。
「越前そば 食べていこうかしら」っていうことになりませんか?
そうやってお客様が増えていきます。