現場で学んだ!成長する中小店鋪のすごい仕組み:報連相せよ
すごい会社は必ず報連相が徹底されています。
報連相なんて当たり前というかもしれませんが
大きい会社だから報連相ができているなんてことは絶対ありません。
今まで報連相がすごい会社だと思った会社は大小合わせて2社しかありません。
そのうちの一社は資料の報連相10カ条を新人社員研修で教えてもらった会社。
もう一社は私が担当窓口として取引させていただいた加賀市の上下水道の設備会社です。
上下水道の仕事というのは3 K( キツイ、キタナイ、キケン)という面があります。
さらに下水のつまり、給排水機器の故障などは店舗や施設の営業に直接影響するので緊急を要し当日直もあります。
店舗や施設の営業に合わせるので上下水道設備の点検やタンクの清掃は真冬の徹夜でした。
また大規模な工事や作業は深夜、徹夜が当たり前でした。
本当に頭が下がります。
そういう業務状態なので取引先の専任担当者が担当施設の修理、保全、故障などの
すべての情報を直接受けるとは帰りません。
ところが
その設備会社の当直に話したことや緊急事故対応してもらった情報は
当日、当社の専任担当者が休みでも報連相されていました。
事故対応の翌日は復旧の報告と次段階の予防の打ち合わせに入るというスピード感がありました。
ローテーションや休み、勤務時間もバラバラになるし当直もある。
そういう会社こそ報連相が必要なのでしょう。
その設備会社は徹底されていました。
深夜に及ぶ仕事には私も何度か立ち会いました。
その会社では全ての工事が全従業員に共有されているのか
早く終了した現場の人が深夜に及ぶ現場の応援に駆けつけていました。
キツイからこそ繁閑の差をチームワークでやりくりしようとする連帯感。
キツイからこそ一人でなく、みんなで協力して仕事をこなそうとする仲間意識。
キツイからこそ冗談もでて笑いを絶やさない。
チームワークのとれた作業は面白いくらいに見事だった。
その一体感、仲間意識、チームワークをもたらすのは報連相の徹底だったと思います。
報連相の活用目的、期待効果、活用方法についてまとめてみました。
活用目的
チームと個人の力を最大限に活かして顧客に役立つ
期待効果
- 報連相は仲間意識、一体感を育み個人とチームの力を最大限に発揮します
- 報連相は役割、責任の所在を明らかにし、仕事をやりやすくします
- 報連相は会社の信用を高め、会社を強くします
活用方法
- 報連相は5 W 2 H メモ(Why、Who、When、Where、What、How、How much)を活用する
- 報連相はメッセージノート(連絡ノート)を活用する
- 報連相は電話、 FAX、業務日誌、メールを活用しこまめに行う
- 報連相に差を設けなければ一体感を生む
- 報連相をチームメンバーにこまめにすると帰属意識が高まる
- 報連相は早く正確にする
- 報連相は不都合な情報ほど早く伝える
- 報連相は書いて伝えると時間、場所を越えて伝わる
- 報連相は話して伝えると早く表情と一緒に伝わる
- 報連相の重複は確認になる
- 報連相の欠落は事故につながる
- 報連相で役割、責任を明確にして仕事をスムーズに進める
- 報連相で会社、個人の仕事力を測ることができる
- 報連相のルートと段階を間違えるとチームとメンバーを混乱させる