用の美を求めて!九谷焼のデザインアイデアで価値作りを提案してみた

九谷焼デザインアイデア

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今の九谷焼はどうなんだろう?
古来の絵柄でなくてもいい、色使いでなくてもいい。
だからといって何でもありだろうか?

 

それならば九谷焼である必要はあるのだろうか?
売れれば、何でもいいのだろうか?
大衆に向けたものだから大衆に受ければいいのだろうか?

 

ロイヤリティを払ってキャラクターを冠するのはいいけれど
その価値はキャラクターの価値か?九谷焼の価値か?

 

そんな思いから
あくまでも用の美にこだわって、九谷焼の良さを活かすデザインアイデアを考えてみた。

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九谷焼の特徴

九谷焼は有田焼を源としていますが、同じ磁器であっても、全く違う焼き物です。

 

それが、様々な新しい取り組みによってボーダーレスになってきているように感じる。
それは取りも直さず九谷焼の存在理由も削ぐことになってしまっていると思う。

 

有田焼の特徴を持つものを石川県の南加賀で焼いたら、それは九谷焼か?有田焼か?

 

ここで九谷焼の特徴を押さえておきたいと思う。
なぜなら
九谷焼の特徴がないものを
石川県の南加賀の陶石を用いて焼いたからと言って
九谷焼と言っていいのだろうか?
と思うからです。

九谷五彩

九谷焼には赤・黄・緑・紫・紺青の九谷五彩という独特の色使いがあります。
特に緑と黄、紫は他の焼き物には見られない色使いです。
その沈んだ色彩の深みから出る重厚な味わいは九谷滝の特徴です。

 

力強い絵画的な絵付け

九谷焼

力強い絵画的な絵付けも九谷焼の特徴です。
有田焼の繊細で華やかな上品さとは違って九谷焼には土着の力強さがあります。
その力強さをなくしてしまっては九谷焼と呼べないのではないでしょうか?

 

大胆な絵柄

九谷焼

大胆な絵柄にも、図案にも力強さがあるのは九谷焼らしさです。
それは繊細な画法の赤絵、金襴手にさえも感じることができます。
大胆、豪放、重厚、豪華、絢爛、豪勢という言葉が似合うのが九谷焼です。

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求めたい!九谷焼の用の美

九谷焼のデザインアイデアを考えるに当たり、次の2つのポイントを考えました。

用の美を求める

九谷焼の不易流行

用の美を求める理由

九谷焼には高額で芸術的な装飾品もあり、美しさを鑑賞する作品もあります。

 

それでも
圧倒的に食器を中心とした器が多く生産されています。
九谷焼を一部の富裕層に鑑賞されるものではなく、大衆が日常使いされて役に立つものとしたいと思います。

 

料理や飲み物と調和し引き立てる器でありたい。
日常使いされて幸せを感じる器でありたい。

そうすれば
より多くの人に喜ばれ、より多くの機会に役に立つと思う。
それは多くの方にお買い上げいただくことにつながります。

九谷焼の不易流行

九谷焼の特徴を失ってはならないと思う。
斬新な色使い、大胆な絵柄、力強い絵付けは失わずに新しい取り組みはどんどんやってみる。
そういうデザインアイデアを求めたい。

九谷焼のデザインアイデアの考え方

九谷焼は色彩と絵柄がポイントです。

絵柄の大胆さは残します。
絵柄の大胆さをなくしては絵付けの技法、色使いが変わり九谷焼でなくなってしまいます。
ファンシー、POP、]キュートな絵柄は避けたいと思います。

色彩には色相、明度、彩度という3つの要素があります。
この3つの要素で新しい取り組みをしたいと思います。

色相では九谷五彩以外の色も使いますが九谷五彩を意識したものにします。
明度は暗い明度が九谷焼の特徴ですが幅をもたせた中で暗さを引き立てます。
彩度の高低にも幅をもたせた中で彩度の高さを引き立てます。

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用の美を求める九谷焼のデザインアイデア

九谷焼デザインアイデア

図が用の美を求める九谷焼のデザインアイデアです。
デザインのポイントを解説します。

器であることの役割

用の美を求める九谷焼のデザインアイデアでは器である役割を全うしたいと思います。
あくまでも主は料理や飲物であり、器は従とします。
料理や飲物を引き立て、それでも存在感を放つ器でありたい。

紅葉をあしらった九谷焼の皿に盛った料理に本物の紅葉を添えても調和し
添えなくとも料理を引き立てる絵柄、色使いとする。

美味しく召し上がった後に器の主張に気づいて感動していただく器でありたい。

九谷焼の特徴を活かす新しい取り組み

九谷焼の特徴を活かしながらも色彩で新しい取り組みを行ってみたいと思います。
色相では九谷五彩以外の色も使いますが九谷五彩が引き立つものにしてみます。
明度は幅をもたせたものにしますが九谷焼の特徴の暗い明度が引き立つようにします。
彩度の高低にも幅をもたせた中で九谷焼の特徴の彩度の高さを引き立てます。

呉須を器の縁に太く熱く塗り絵画の額縁様の印象を試してみました。

多様性と調和

九谷焼デザインアイデア

今回は皿だけのデザインアイデアですが一つの皿でも多様な色使いを楽しめます。
さらに、すべての皿を集めても輪島塗の座卓で調和を保った多様性が生まれます。
色使いの多様性とテーマの調和がポイントになります。

 

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