カンブリア宮殿の動画に学ぶ!新生・ケンタッキーの気になる言葉
今回カンブリア宮殿の動画に学ぶのは「低迷から大復活!新生・ケンタッキーの舞台裏」についてです。
その復活に見るキーワード、番組では「原点回帰」となっています。
それを私なりに分かりやすく、使えるように分解、解説したキーワードがこちらです。
コアコンピタンス、不易流行、親近感、お客様の言外の言、理念
それでは記事へどうぞ!
引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2020/0213/
経済番組のカンブリア宮殿に学ぶことが多く動画を録画してメモをしながら見ています。
現在は成功して順風満帆の出演の経営者の言葉には学びや感動があります。
それは過去の失敗、葛藤、対立、苦難、忍耐といった逆境を受け入れてきているからです。
出演の経営者のお話や番組の中で気になった言葉をまとめてみました。
そして私達、個人商店でも活用できるように分かりやすく分解、解説します。
その言葉に励まされ、勇気をもらい、知恵を学んでいただけたらありがたいと思います。
目指す道をゆく、あなたやあなたのお店の元気やヒントになりますように!
目次
2020年2月13日 放送
「低迷から大復活!新生・ケンタッキーの舞台裏」
3秒でお客様を創り出せ!
書いて伝える力(POP)でお客様を創り出す 創客販促アドバイザー 西村雅之 です。
日本ケンタッキー・フライド・チキン 社長近藤 正樹(こんどう まさき)氏の
気になる言葉から学んでみたいと思います。
まずテレビ東京の番組バックナンバーホームページから概要を紹介します。
シリーズ企画「大失敗社長の逆転劇 第2弾」
低迷から大復活!新生・ケンタッキーの舞台裏日本ケンタッキー・フライド・チキン 社長近藤 正樹(こんどう まさき)
創業者のカーネル・サンダースが生み出した「唯一無二のフライドチキン」を武器に50年前、日本に進出した「ケンタッキー フライド チキン」。若い世代を中心に人気を博し、いまや国内1100店舗に店舗数を拡大している。実は、この世界的ブランド「ケンタッキー」が、ここ数年、苦戦を強いられてきたという。理由は、「コンビニ」や「からあげ専門店」などが台頭する”チキン戦争”にあった。そんな厳しい状況を打破した人物こそ、2014年に日本のケンタッキーのトップに就任した近藤正樹だ。実は近藤、様々な改革を打ち出し、既存店の「売上高」と「客数」を10%近く伸ばしたという。近藤は、いかにして人気ブランドを復活させたのか、その挑戦を追った!
引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2020/0213/
日本ケンタッキー・フライド・チキンの復活に見るキーワード
2014年に日本ケンタッキー・フライド・チキンの社長に就任した近藤正樹氏。
2016年から2017年の新製品のハンバーグ開発によって現場のオペレーションは混乱しました。
業績不振の責任を押し付け合う対立が生まれ2017年のクリスマスの売上は過去最低を記録。
ところが
2018年4月~2019年3月の売上高は前年比で5.1%増となリました。
その主な要因は客数が伸びたことです。
さらに2019年6月度は客数が前年比24.4%と異例の伸びでした。
その復活に見るキーワード、番組では「原点回帰」となっています。
それを私なりに分かりやすく、使えるように分解、解説したキーワードがこちらです。
- コアコンピタンス
- 不易流行
- 親近感
- お客様の言外の言
- 理念
です。
コアコンピタンス
2014年に日本ケンタッキー・フライド・チキンの社長に就任した近藤正樹氏。
2016年から2017年の新製品のハンバーグ開発によって現場のオペレーションは混乱。
業績不振の責任を押し付け合う対立が生まれ2017年のクリスマスの売上は過去最低を記録。
ところが
現在ケンタッキー・フライド・チキンが進めている新業態の店は人気店となっています。
その結果の違いがコアコンピタンスの捉え方の違いです。
コアコンピタンスとは「企業活動における中核的な強み」です。
ケンタッキー・フライド・チキンのコアコンピタンスとは
「癖になる味、無性に食べたくなる味」です。
ハンバーグはケンタッキー・フライド・チキンのコアコンピタンスではありませんでした。
新業態店は
ケンタッキー・フライド・チキンの「癖になる味、無性に食べたくなる味」を意識しています。
ケンタッキー・フライド・チキン食べ放題のビュッフェスタイルの KFC レストラン。
ケンタッキー・フライド・チキンに合うドリンクを提供するバルスタイルの KFC ビーンズ。
原点回帰の原点とは一つはコアコンピタンスです。
コアコンピタンスを失ったり、離れたりすると企業は弱体化します。
コアコンピタンスは磨き続けなくては強みではあり続けることはできません。
現在もマイスターが各店舗を回り技術の確認をしてコアコンピタンスは磨き続けています。
不易流行
不易流行という言葉があります。
三省堂 大辞林 第三版
ふ えきりゅうこう 【不易流行】
蕉風俳諧の理念の一。俳諧の特質は新しみにあり、その新しみを求めて変化を重ねていく「流行」性こそ「不易」の本質であるということ。
引用元:https://www.weblio.jp/content/%E4%B8%8D%E6%98%93%E6%B5%81%E8%A1%8C
ビジネスでもよく使われる言葉です。
企業のあり方でも、お店の強みでも変わらずに支持され続けるものはありません。
環境も変わり常に新しいもの、ニーズにマッチするものを開発(流行)していかなければなりません。
そういう中でずっと変わらずに支持されるもの(不易)もあるということです。
新業態のKFCレストラン、KFCビーンズ、お持ち帰り専用店舗はいずれも「流行」としての取り組みです。
その一方で
ケンタッキー・フライド・チキンの「癖になる味、無性に食べたくなる味」は「不易」です。
「癖になる味、無性に食べたくなる味」はコアコンピタンスです。
それも今のところです。
2017年のクリスマスの過去最低売上の時。
「癖になる味、無性に食べたくなる味」を無視して顧客の苦情を招きました。
そして現在は
「癖になる味、無性に食べたくなる味」をコアコンピタンス、不易として磨き続けています。
親近感
親近感、親しみやすさ、フレンドリーというのは時代のキーワードでもあります。
観客と変わらないような人がアイドルとして人気を博しています。
名門チョコレートのゴディバもコンビニと商品開発をしました。
気軽に「癖になる味、無性に食べたくなる味」を何時でも味わいたい。
それが日常のランチ需要に応えるケンタランチ500円~であり、お持ち帰り専門店なのです。
現在の顧客ニーズに合わせるキーワードは「親近感」です。
お客様の言外の言
ケンタッキー・フライド・チキンが行うKFC タウンミーティングとは顧客との交流会のことです。
KFCタウンミーティングはお客様の生の声を聞く目的で行われています。
誤解するお店が多いですがお客様の声に従えば繁盛するという短絡的なものではありません。
様々なお客様の声の中から
今我々はどこにいるのか、原点にいるのか、原点からずれているのか?
我々はこれからどこに進むべきなのか?
不易流行はどういうことなのか?
我々の原点であるコアコンピタンスはお客様にとってどうなのか?
耳あたりの良い言葉の言外の言から
まだ満たされていないニーズや顧客も意識しないヒントをもらうのがタウンミーティングです。
繁盛する多くの企業やお店がお客様の声を直に聞くという努力をするのは共通点です。
理念
年間利益の80%を12月に稼いでいた日本ケンタッキー・フライド・チキンは特別な存在です。
ケンタッキー・フライド・チキンは1970年大阪万博で紹介され名古屋に15店出店しました。
創業のスタートは「憧れ」でスタートしました
クリスマスのハレの日メニューとして迎え入れられました。
高単価というイメージがつきハレの日メニューとして定着しました。
カーネル・サンダースの思いは違っていました。
ケンタッキー・フライド・チキンはアメリカ南部の家庭料理。
家庭料理はいつでも身近な人に美味しい味で喜んでほしいという思いやりです
地域の客は皆家族で美味しいもので喜ばせるという思いです。
クリスマスのハレの日メニューではなくて、日常のランチや夕食でも味わってほしい。
何時でも、どこでもという親近感でケンタランチや持ち帰り専門店が大ヒットしました。
年間利益の80%を12月に稼ぐという繁閑の差の激しい状態はリスクがあります。
繁忙期に合わせれば優れた人材、店舗面積、設備は過大なコストとなり得ます。
閑散期に合わせれば繁忙期の12月にはお客様の不満足につながるリスクがあります。
繁閑の平準化によって経営は安定化し、従業員への過大な負担を減ら、し顧客満足を高めます。
原点回帰というのは
日本ケンタッキー・フライド・チキンがカーネル・サンダースの
「アメリカ南部の家庭料理はいつでも身近な人へ美味しいもので喜ばせたい」
という理念に、あるべき経営へと導かれたものです。
--------------------------
書いて伝える力POPでお客様を創り出す
書いて伝える力POPでお店を作り変える
書いて伝える力POPで従業員を輝かせる
お客様は創ることができるから いいお店を作りましょう!
創客POPセミナーのお問合せ
創客販促アドバイスの無料相談はこちら
⇒https://urupop.com/seminarsupport/