マーケティングの販促はコミュニケーションだから媒体を最適に選ぶ
POPを付けても売上が伸びない、手書きPOPを書いても売上が伸び無いことはありませんか?
それは勘違いです。
販促はお客様とのコミュニケーションだから媒体を最適に選ばなければ効果がありません。
目次
販促はコミュニケーションだから伝わらなければ意味がない
担当していた売場のPOPはすべて自身で書いていました。
それはその方が伝わって売れるから。
月に1回、プロのPOPライターが来て売場からのPOP原稿でPOPを制作していました。
毎月数十枚の原稿を出してPOPを書いてもらっていた売場は売上が芳しくありませんでした。
私のように自分でPOPを作成する売場は売上が伸びていました。
プロが書いたPOPのほうが当然きれいに魅力的に書けています。
でも売れない。
POPはきれいに魅力的に書くことと、売れるように書くことは別です。
売れるPOPはお客様に働きかけ、お店の意図が伝わり買う行動を起こさせます。
これがマーケティングの販促がコミュニケーションといわれることです。
販促はコミュニケーションだから伝わらなければ効果がありません。
販促のコミュニケーションは五感で伝わるからPOPでなくていい
コミュニケーションとは人から人への情報の伝達をいいます。
それは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を通して行われます。
POPは視覚を通してお店からお客様に情報の伝達を行います。
そしてお客様がお買上げになると(お買上げにならないと)結果が出ます。
商品の陳列が乱れたり、商品の数が減ったり(変化なかったり)します。
それをお店はお客様からの情報として受け取りコミュニケーションが成り立ちます。
お店から伝えたい情報が五感のどれに最もアピールするかを選ぶことが伝わるポイントになります。
だから
- 手書きPOPがいいとは限らないですしパソコンPOPのほうがいい場合もあります
- POPでなくて人的な声掛けがいい場合もあります
- ビジュアルなディスプレイが伝え易いこともあります
- 百聞は一見にしかずで見本を触っていただくのもいいです
- 食品では試食していただくのが一番かもしれません
- 一緒に美味しい匂いが出ていれば効果も高いでしょう
販促のコミュニケーションは五感で伝わります。
だから
最適なメディア選びが伝わるポイントです。
販促のコミュニケーションは多層で行うと効果的
販促のコミュニケーションが行われるためには
- 商品やサービスの価値を見極める
- その価値を伝えるために最も効果的なメディアを選ぶ
ことがポイントになると説明してきました。
さらに販促のコミュニケーションを効果的に行うには多層的に行うといいですよ。
それを例で説明したいと思います。
石川県にはフグの卵巣の糠漬けというものがあります。
フグの卵巣や肝などには致死性のテトロドトキシンという毒素が多く含まれています。
当然そのままでは食べることはできません。
ところが
その卵巣を2年以上塩漬け、糠漬けにすると毒素が消えて食べることができるようになります。
それはとても美味しくて高級珍味になっています。
食品を販売する場合は一番の価値は美味しいということです。
多くのお店では試食を提供して美味しさをアピールします。
それは味覚や嗅覚、触覚を通して美味しいという価値を伝えます。
このフグの卵巣の糠漬けは試食だけでは売れないと思います。
初めての人は匂いで拒む方が多いかもしれませんね。
接客でよく説明する(聴覚に訴える)ことがとても大事になってきます。
またPOPという視覚で価値高めます。
フグの糠漬けの産地の石川県白山市が発酵食品の多い地域であること。
フグの毒を消す製造工程などをPOPで説明することで試食をしていただけます。
まとめると
フグの糠漬けの販促のコミュニケーションの多層化は
- 試食によって味覚や嗅覚、触覚を刺激する
- 接客での説明で聴覚を刺激する
- POPによって価値を説明し視覚に訴える
ということです。
このようにして販促のコミュニケーションを多層的にして五感に訴えると効果的になります。
まとめ
販促はコミュニケーションだから伝わらなければ意味がない
販促はコミュニケーションだから伝わらなければ効果がありません。
販促のコミュニケーションは五感で伝わるからPOPでなくていい
コミュニケーションとは人から人への情報の伝達で五感を通して行われます。
だから
最適なメディア選びが伝わるポイントです。
販促のコミュニケーションは多層で行うと効果的
販促のコミュニケーションのポイントは
- 商品やサービスの価値を見極める
- その価値を伝えるために最も効果的なメディアを選ぶ
- 多層的に行って効果を上げる