側面販売とPOPではより売れ続けるのはどっち?
お店のサポートをしていてPOPを書いてはいかがですかとアドバイスすることがあります。
多くのお店で返ってくる言葉は「お客様に声かけをするのでPOPはつけない」ということ。
側面販売とPOPではより売れ続けるのはどっちだと思いますか?もちろんPOPです。
目次
側面販売とPOPではより売れ続けるのはどっち?
側面販売とPOPでは接触回数はPOPが圧倒的に多い
POPを書いて販売促進してはいかがですかとアドバイスすることがあります。
「お客様には必ず声かけをしていますからPOPをつけない」という答えが返ってきます。
お店で一番のおすすめ商品で間違いないものでもすべてのお客様に声掛けはできません。
それどころか入店されたお客様全員に声掛けするとうるさがられて売れなくなります。
でもPOPは違います。
「8割のお客様がお求めになる当店で一番人気の〇〇です」というPOPをつけておく。
それだけでこのPOPを見たお客様全員に働きかけることができます。
おそらくお店で一番目立つところにボリューム感いっぱいに陳列されているでしょう。
そうすればお店に入店されたお客様の殆どに働きかけることになるでしょう。
側面販売とPOPではお客様に働きかける接触回数はPOPが圧倒的に多いということです。
POPをつけるということはそれだけで販売チャンスを数倍にすることができます。
側面販売でできないことをPOPでカバーしPOPでできないことを側面販売でカバーする。
更に販売チャンスを拡大することができます。
これをやらない手はありません。
側面販売は個対個、POPはチーム対個で働きかける

側面販売は販売員とお客様との個対個の働きかけになります。
POPはPOPとVMD、BGM、試食、試供品と相乗的、総合的に働きかけます。
お客様の五感全体に働きかけるチームの内の一つがPOPによる働きかけです。
同じVMD、BGM、試食、試供品であれば側面販売も同じではないかというかもしれません。
違います。
側面販売はとても強いエネルギーを持った働きかけなのです。
- 側面販売でミスをするとお客様に嫌がられてお客様を遠ざけることにもなります。
POPにはそれがありません。
- 側面販売で試食をすると買っていただく確率は高くなりますが試食を拒む方も出てきます。
POPにはそれがありません。
- 側面販売では販売員の声に集中しますのでBGMはむしろうるさく感じられます。
POPにはそれがありません。
- 側面販売では販売員に集中しますのでお客様はVMDに左右されなくなります。
POPにはそれがありません。
- 側面販売で試供品を提示すると買っていただく確率は高くなりますが拒む方も出てきます。
POPにはそれがありません。
このように考えると側面販売は個対個での働きかけということがよくわかります。
そして
POPはチーム対個という働きかけだということがわかっていただけるとお思います。
※POPのチームワークについての参考記事
「手書きポップの書き方のコツで販促デザイン~チームワークポップ」
はこちら⇒https://urupop.com/2018/11/09/tegakipopchi-muwa-kupop/
側面販売とPOPでは販売チャンスはPOPが圧倒的に多い

側面販売とPOPではより売れ続けるのはどっち?という問いに決定的な答えはこれです。
販売員は人であり大きなお金がかかり、POPはモノでお金がかからないということです。
優れた販売員は大きく売上を伸ばしますがそれはその場、その時限りのことです。
同時に他のお店や売り場で、またお休みの日には同じことはできません。
優れたPOPは同じものを他のお店や売り場に設置できますしお休みはありません。
優れた販売員は大きく売上を伸ばしますがその販売員を多数確保することは難しいです。
優れた人材の確保や育成には多額の費用と時間が必要です。
優れたPOPはコピーを使えば同じものを即座に何枚もつくることができます。
優れたPOPはコツさえ掴んでしまえば他の商品にも即座に応用ができます。
そしてPOPは販売員とは比較にならないほど早くに増やし続けることができます。
数ヶ月という期間でも側面販売とPOPでは販売チャンスはPOPが圧倒的に多くなります。
資本、人材に余裕のない個人商店はPOPに取り組まない手はありません。
限られた人材がPOPというコツを手に入れるだけでお金を掛けずに売上を伸ばし続ける。
試行錯誤してもお金はかからずに優れたPOPを増やせば売上がどんどん積み上がる。
個人商店にとってPOPは最優先で取り組む販促課題ではなく経営課題です。
※参考記事
「接客の上手な方ほどポップを活用すると大きく売上を伸ばすことができる」は
こちら⇒https://urupop.com/2018/11/14/sekkyakujouzu/