売上アップを考えるあなたは販促でこんな間違いをしていませんか?
毎日、売上アップを考えるあなたは販促でこんな間違いをしていませんか?
- 売上アップは客数を伸ばせば上がってくる
- 売上アップは客単価を上げれば上がってくる
- 売上は公式通り、ノウハウ通り、テクニック通りにやっていれば上がってくるものだ。
これは長年に渡って失敗し続けた末に得た私の経験則ですが
「売上アップは何故か公式通り、ノウハウ通り、テクニック通りには行かない」
そしてこれもまた私の経験則ですが
「売上のことを考えずにお客様の喜ぶことを考えてやっていると売上がアップしてくる」
目次
売上アップを考えるあなたは販促でこんな間違いをしていませんか?
売上を上げる公式通りにやっても思った結果は出ない
ネット上には驚くようなノウハウ、テクニックが溢れています。
売上が2倍になった。
売上が50%伸びた。
客数が5割増えた。
売上を上げたい一心で私もまたそういうネット記事に学びましたがなかなか思うようには
行きませんでした。
売上=客数と客単価
売上を上げるには客数を伸ばすか客単価を上げるしかないといいます。
(更に購買頻度を要素として入れる考え方もありますがここではそう考えません)
客数を伸ばす方法にはこういう手段があると定型的に決まっています。
客単価についても同じようにこういう手段があると定型的に決まっています。
ところが定型通り、公式通りにやってもうまくいったという記憶がありません。
理論通り、公式通りでうまくいくはずなのにうまくいかない。
何故うまくいかないのか考えてみますがわかりません。
ただ2つのことがわかりました。
一つは公式通りにやっても思った結果は出ないものだということ。
もう一つは売上のことを考えて、公式通りやっているとお客様が見えなくなってくる。
頭から消えていってしまうということ。
そういうことを何度も経験していますので今では公式通り、ノウハウ通り、テクニック通りに
やれば売上が上がるということは信用していません。
お客様の喜ぶことを考えてやると売上が上がってくる
私の担当していた売り場が4年間売上を伸ばし続けた時に不思議な体験をしました。
前月の結果が出て翌月どうやって売上を伸ばそうかと考えるのですが毎月代り映えしないものでした。
そして一つくらいしか思い浮かばないんですね。
新規商品はほとんど仕入れることができない、外に向けての販売促進はできないという状況でしたので売上増加策は限定的でした。
そしてその方策は1~2日で終了してしまいました。
毎日やっていたことといえば細かいことですが
お客様から問い合わせの多いことに対してポップを書く。
お客様におすすめしたい商品についてメッセージポップを書く。
お客様が買いやすいように売り場の配置、棚割りを改善する。
お客様が気持ちがいいようにお店前の落ち葉の掃き掃除や売り場の掃除をする。
などのお客様が喜ぶだろうということを見つけては改善していました。
そうすると不思議なことに12ヶ月のうちほとんどの月が前年を超えていました。
売上のことをほとんど考えずにお客様の喜ぶことだけを考えて進めていると売上がついて来ました。
これは楽しいことでした。
お客様の喜ぶことを考えてやっているとお客様が喜んでくれていることがわかります。
お客様が喜んで買ってくれていることがわかりました。
掃除をしている時などはお客様や従業員からねぎらいの言葉をいただきました。
思い煩うことなく売上は前年を超え予算を達成することが続きました。
売上の上がる方法、ノウハウを教える時に私が必ず言うこと
売上の上がる方法を人にアドバイスする時は理論や公式やノウハウとして教えます。
その方が方策として取り組みやすいですし、説明しやすいですから。
そして必ず追加して言うことがあります。
「公式通り、ノウハウ通り、テクニック通りにやればうまくいくはずですがそれだけではうまくいきません」
「私の場合にはむしろお客様の喜ぶことを考えてやった方が売上が伸びてくるんです」
売上=客数と客単価
これは売上を上げるための公式ではないようです。
お客様の喜ぶことを考えてやったことで、売上が上がった結果を分析して得られた公式ではないでしょうか。